SP7位からフリーで巻き返しに成功

　フィギュアスケートのグランプリ（GP）シリーズ第2戦、スケートカナダは27日（日本時間28日）、女子フリーで平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ（ロシア）は137.08点を記録し、計197.91点で3位。ショートプログラム（SP）で自己ワースト60.83点で11人中7位と出遅れていたが、巻き返した。SP3位の15歳山下真瑚（中京大中京高）が136.76点、計203.06点で2位。SP2位の樋口新葉（開智日本橋学園高）は114.78点、計181.29点で6位。SP1位のエリザベータ・トゥクタミシェワ（ロシア）が203.32点で優勝した。

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　強いメドベージェワが帰ってきた。第1グループの5番目に登場。冒頭の3回転ルッツからのコンビネーションを決めると、その後もダブルアクセル、後半の3回転フリップー3回転トウループの連続ジャンプに成功。ノーミスで演技を終え、ガッツポーズを繰り出した。表情は硬かったが、キスアンドクライではブライアン・オーサーコーチの横でようやく満面の笑みを浮かべた。

　SP後のインタビューでは「正直言って、私はたぶん今シーズンはミスや失敗に（心の）準備さえできている。フリーでは私は自分ができるすべてのことをやります。私は闘います」と振り返っていたが、有言実行の結果だった。