米大リーグで凄まじいスピンでフェアゾーンに戻る内野安打が話題

　米大リーグで、衝撃のスピンがかかった打球が話題を呼んでいる。かすったような打球が三塁側のファウルゾーンから急激に変化し、フェアゾーンに“復活”。内野安打となるシーンをMLBが公式ツイッターで動画で公開。「魔術」「信じられない」などと米ファンを驚愕させている。

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　26日（日本時間27日）のナショナルズ-マーリンズ戦だ。6回、9点を追うマーリンズの攻撃。無死一塁で打席にはデリック・ディートリッチ。ナ軍左腕・グレイスの初球だ。ど真ん中の甘いボールを打ち損じた打球は、三塁側のファウルゾーンへ。だが、次の瞬間だ。

　急激なスピンがかかっていたボールは、グラウンドに着地するなり急に向きを変えて、「く」の字を描いて、ファウルゾーンからフェアゾーンに戻ってきたのだ。三塁アンソニー・ロンドンが猛チャージをかけて捕球し、一塁へ送球するが、一瞬早くディートリッチがベースを駆け抜けていた。

　MLBが「一体どうなってるの!?」とつづり動画を公開。映像を見ると、凄まじい回転がかかっていることがよくわかる。またファウルゾーンへの打球ながら、ディートリッチが迷わず一塁へ走っていることも評価されるべきプレーだろう。ファンも続々と反響を寄せている。

「おじいちゃんが卓球でよくこれをやっていた」
「魔術」
「もっとアメージングなのは打者が打った瞬間に全力疾走してること」
「タイガー・ウッズも誇らしいだろう」
「信じられない」

　この内野安打で好機を広げながらも結局は無得点。チームも3-9で大敗してしまったが、意外なシーンが脚光を浴びている。