大谷翔平のMVPに与えられた意外な“低評価” MLB公式が指摘「私たちはきっと多くの間違いを犯す」
米大リーグで、大谷翔平投手は今季、自身2度目のMVPを獲得した。打者として44本塁打で初のキングに輝き、投手としても10勝5敗。満票受賞を果たすほどのインパクトだったが、歴代のMVPと比べたときの評価は必ずしも高いとは言えないようだ。MLB公式サイトは「もっとも価値があるMVP:受賞者全員のランキング」という記事を掲載。この中で大谷の今季のMVPは19位という意外な“低評価”を受けている。
大谷の2度のMVPは14位と19位…理由は?
米大リーグで、大谷翔平投手は今季、自身2度目のMVPを獲得した。打者として44本塁打で初のキングに輝き、投手としても10勝5敗。満票受賞を果たすほどのインパクトだったが、歴代のMVPと比べたときの評価は必ずしも高いとは言えないようだ。MLB公式サイトは「もっとも価値があるMVP:受賞者全員のランキング」という記事を掲載。この中で大谷の今季のMVPは19位という意外な“低評価”を受けている。
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記事は「すべてのMVPシーズンが平等に扱われるわけではない。MVPシーズンの中には、たまたまある特定の年で最高となったものもあれば、史上最高の中でそうなったものもあるだろう」として、MVPの価値にもシーズンによって違いがあると指摘。「今回私たちは、これまですべてのMVPシーズンをランク付けするという、剛腕をふるってのタスクを果たす」として、過去のMVPをランク付けしている。
これによると、今季の大谷のMVPは187人の受賞者中19位で「大谷のシーズンを他の誰かと比べなければいけないのは奇妙だ」として、その独自性を指摘。一方で「シーズン最後の月にほぼプレーできなかったことで、最初の受賞より少し評価を下げた」としている。
2021年に受賞した最初のMVPは同14位。46本塁打、9勝2敗という数字は「文字通り前例がない」としているものの「この数字は高いように見えるが、さらに伸びる可能性がある」とも。大谷のベストシーズンだとは見ていないのが、評価が今一つ突き抜けない理由のようだ。
1位に挙げられているのは、2001年に73本塁打、177四球を記録したバリー・ボンズ(ジャイアンツ)。次点が64本塁打したサミー・ソーサ(カブス)だったのも評価を上げているようだ。ボンズは2004年のMVPも3位、2002年が5位にランクインしている。
記事はこの評価の根拠について「WARをはじめ、賞を得た年のリーグ自体の質や歴史的な背景まで、さまざまな方法を使用し評価する」とする一方で「私たちはきっと、多くの間違いを犯す」とも。そして「これらの人たちは全員素晴らしかった。どのような順位になったとしても、このリストに入ることは名誉でしかない」と、歴代の受賞者を称えていた。
(THE ANSWER編集部)