35歳フェデラー、伝説の名手アガシが“40歳現役”に太鼓判「あと4、5年はできる」
36歳で引退のアガシ氏、引退の予兆は突然「予期できない、全てが変わる」
1986年に16歳の若さでデビューしたアガシ氏は、若かりし頃に長髪やデニムウェアがトレードマークで、強烈なストロークを武器に活躍したスーパースター。2006年に現役引退したが、理由は腰などの故障だった。現役時代でも売り出し中のフェデラーも対決。対戦成績は3勝8敗でフェデラーに分がある。最後の直接対決となった2005年の全米オープン決勝ではフェデラーに敗れ、準優勝に終わっていた。
一方、8月8日にアガシが現役生活に幕を引いた36歳の誕生日を迎えるフェデラーは膝の負担を軽減するために、優勝した今月上旬のマイアミ・オープン以降、クレーコートでの連戦を回避。異例の8週間のオフに入り、5月末の全仏オープンに参戦することを発表している。
体と向き合いながら、圧倒的な強さを取り戻したフェデラーは40歳まで現役生活を続けられるとアガシ氏は語っている。ただし、どんな選手も現役引退を迎えるが、その予兆は突如訪れるものだという。
「僕から言えることは終わりは突然に来るものなんだ。それは予期できない。何かが起きて、全てが変わってしまうんだよ」
アガシ氏はこう語った。コート上で見せるフェデラーの感動的なパフォーマンスはいつまでも見守っていたい、というのがテニスファンの切実な願い。スイスのマエストロは不惑を越え、輝きを放ち続けられるのだろうか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer