大物去った新生ネッツで14得点と奮闘

　米プロバスケットボール（NBA）・ネッツの渡邊雄太は9日（日本時間10日）、本拠地ブルズ戦に途中出場。3ポイントシュートを5本中4本成功させるなど14得点と奮闘し、116-105の勝利に貢献した。4本目の3ポイントを決めた動画をチーム公式が公開。観客を立ち上がらせた“咆哮の一撃”は「ニューヨークは彼の街だ」「もう感動しかない」と日米ファンを熱狂させている。

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　101-92とリードした第4クォーター残り4分30秒。神奈川・横須賀出身のキャメロン・トーマスがゴール下へドライブし、左コーナーで待ち構えていた渡邊へパスを送った。受け取った背番号18はすぐさま3ポイントシュートを放つと、ボールは綺麗な弧を描いてリングに吸い込まれた。会場のファンは立ち上がり、大歓声を上げていた。

　ネッツ公式ツイッターは「ワタナベのこの日4本目の3ポイント」と記して、客席から撮影された実際の動画を公開。米ファンからは「ニューヨークは彼の街だ」「コーナー3を攻略してるな」「おめでとう、ユウタ」とコメントが寄せられたほか、日本のファンからも「もう感動しかない」「何回泣かせるんだよ本当に」「観客がめちゃくちゃ期待してるの最高すぎる」と感激の声が集められている。

　ネッツは今週、リーグ屈指の大物コンビであるカイリー・アービングをマーベリックスに、ケビン・デュラントをサンズにそれぞれトレード。米国内で大きな話題となっていたが、新生ネッツでも躍動した渡邊が現地のファンを沸かせていた。