米放送局がタイの少年がW杯決勝を観戦の可能性が低いこと伝える

　タイ北部チェンライ郊外の洞窟から無事に救出されたサッカーチームの少年12人とコーチ。FIFAがワールドカップ（W杯）ロシア大会の決勝戦へ招待していたが、体調面を考慮してテレビ観戦することになりそうだ。海外メディアが報じている。

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「タイ洞窟救出：サッカーチームがロシアでのFIFAワールドカップ決勝に招待されるも参加は可能性が低い」

　こう見出しをつけて伝えているのは、米放送局「CBSスポーツ」電子版だった。

「FIFA会長のジャンニ・インファンティーノはこの試練について同情を表現するともに、チームに日曜のワールドカップ決勝への招待も送った」

　シンガポールの英字紙「ザ・ストレート・タイムズ」の報道を引用する形で、少年たちの状況はこう伝えている。

「少年たちは洞窟に閉じ込められている間、ワールドカップについて尋ねていたという。しかしながら、参加は難しそうだという。ザ・ストレーツ・タイムズによると、彼らは回復に時間を要するとドクターが語っているという」

　保健省事務次官のジェサダ医師の「彼らはテレビで観戦することになるでしょう」というコメントも紹介している。

　現地での決勝観戦というプランこそ、実現は難しそうだが、支援の声も続々と届いている。イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドが13人をオールドトラフォードに招待することをツイッターで表明。ドイツMFトニ・クロース、決勝進出を決めたフランスMFポール・ポグバも救出を喜ぶツイートをするなど、現役選手たちも胸をなで下ろしている様子だ。