ドラフト指名された選手、その指導者らがオンラインサロンに加入

　現役プロ野球選手を含め400人以上が加入し、選手・指導者らに知られるパフォーマンスアップオンラインサロン「NEOREBASE」の参加者から、1位指名の選手や、その関係者を含めた総勢13人が、20日に行われたドラフト会議で指名されたことが分かった。

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「NEOREBASE」は米独立リーグなどに在籍し、今も最速155キロを投げる早大出身・内田聖人氏が2019年1月に開設。独自の着眼点をもとにした鋭い分析で著書も多数あるお股ニキ氏、早大出身の投手でBCリーグ茨城のストレングス＆コンディショニングコーチを務める小山田拓夢氏、捕手を中心にした技術論に定評がありツイッター上で支持されるrani氏、トレーニング・コンディショニングの専門家である久下明範氏とAkito氏、独自の打撃理論を提唱する根鈴雄次氏という計7人で新しい野球メソッドを発信している。

　参加メンバーは、球界を代表する千賀滉大投手（ソフトバンク）ら数多くの現役プロ選手から、アマチュア球界の選手・指導者まで400人以上。国内最大の野球オンラインサロンに成長しているが、今回はサロンに加入している選手本人と所属チームの指導者、運営メンバーが個別指導している選手・関係者らを合わせ、計13人がドラフト指名された。なかには1位指名された選手や、その指導者も含まれているという。

　18人の選手・関係者が指名された昨年と合わせて計31人になる。「NEOREBASE」代表を務める内田氏は「関係する選手がNPBに入ることは、本当に嬉しい限りです。広い視野で学ぼうとする、選手や指導者の方が増えているのだろうなという印象です。ドラフト指名に関しては、チーム練習と自身の努力の賜物だと思いますが、ほんの少しでもレベルアップに貢献できていれば幸いです」と喜びを語った。

「自身での技術やフィジカルに関する実験や、実際の試合からの学びや傾向など、客観的観点とグラウンドレベルとを擦り合わせた投稿をみんながしています。裏付けを示せているので、選手や指導者の方が納得してくれているのだろうなと感じています」と昨年から独自の発信を継続。一方で「野球自体が日々進化していますし、自身の肉体や技術、頭も日々進化しているので、昨年の正解が今年の正解とは限らない。投稿者全員が共通認識して日々勉強し、進化するようにしているので、そう言った点では、全てが変わっているのかなと思います」とサロン自体もアップデートされ続けているという。

　野球界ではオンラインでの指導発信もトレンドになっているが、「NEOREBASE」はその先駆け的存在。また、ジュニア世代向けの「NEOREBASE Jr.」も始めた。内田氏は「引き続き、選手のレベルアップのために本当に良いと思うことを追求し、『野球が上手くなりたければNEOREBASE』となるのが理想ですが、仮にサロンに入らなくても、自身で考えたり、頭を使ったりすることが当たり前になるように、こうしたサロンがあることを周知させていければと思います」と今後の展望を語った。

　また「今年に関しては、本当に身近で一緒にトレーニングしていた選手のドラフト指名漏れも目の当たりにしました。全員が全員NPBに入れるわけではないので、そのような選手の受け皿として、その選手のためになるようなサポートができればと思います」と課題も忘れなかった。

■NEOREBASE
https://neorebase.com/
■NEOREBASE Jr.
https://lp.neorebasejr.com/