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原英莉花、復活Vへ強力ライバル5人の混戦 鍵は一点集中「自分のスイングをするのみ」

女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディスは27日、北海道・小樽CC(6655ヤード、パー72)で第3日が行われた。ツアー通算4勝の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算9アンダーで単独首位をキープ。初日から首位を譲らない完全優勝に王手をかけた。優勝なら昨年11月の大王製紙エリエールレディス以来9か月ぶり。完全優勝なら2020年11月の国内メジャー・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ以来2度目となる。

ニトリレディス第3日、ホールアウト後に握手をする原英莉花【写真:Getty Images】
ニトリレディス第3日、ホールアウト後に握手をする原英莉花【写真:Getty Images】

ニトリレディス第3日

 女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディスは27日、北海道・小樽CC(6655ヤード、パー72)で第3日が行われた。ツアー通算4勝の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算9アンダーで単独首位をキープ。初日から首位を譲らない完全優勝に王手をかけた。優勝なら昨年11月の大王製紙エリエールレディス以来9か月ぶり。完全優勝なら2020年11月の国内メジャー・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ以来2度目となる。


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 2位と2打差で出た原は、2番第1打を池ポチャのダブルボギーでいきなり貯金を吐き出した。4番もボギー。首位から陥落したが、7番から5メートル、7メートル、4メートルのパットを沈めて3連続バーディーで一気に巻き返した。観客の拍手に会釈。11番のバーディーで再び単独首位に立った。13番のボギーで2位の選手たちと1打差。17番パー3は4メートル半につけ、バーディーを奪うと右拳を小さく握った。

 原は会見に出席。この日のラウンドを振り返った。

「出だしでいきなり池に入れてダボからのスタート。風が強かったので、なかなか自分のイメージを出しにくい中、ダボからバーディーを獲らなきゃと思ってホールを重ねた。自然は変えられないので、思うようなスイングをしてどういうボールを打つかをイメージしてからよくなってきた。心を折らずに前向きにプレーできたかなと思います」

 前週は3か月ぶり今季2度目のトップ10。「ショットに自信を持てるようになってきた。小さい時から遠くに飛ばしたい、ピンに寄せたいという想いでゴルフをやってきたことを思い出した。そこのために練習しようと思ってからよくなってきた」と原点回帰したという。

 2打差の2位で稲見萌寧、山下美夢有、吉田優利、上田桃子、藤田さいきの5人が追う混戦。熾烈な争いが予想される。最終日も強気を貫き、一点集中を誓って最終日に臨む。

「ティーショットが難しいので、どういう球でコントロールしていくかに着目しながらやっていければ。(やるべきことを)自分で決めて、それに向かって自分のスイングをしていくのみ。自ずとバーディーは獲れると思うので、チャンスにつけて頑張りたい。このコースをどう攻略するかを考えれば、自分の弱さ、優勝争いに気を取られることはないと思う。良いペースで自分のテンポを忘れずにやりたい。攻める時はもちろん攻める。自分のゴルフをしたい」

 日没が迫っていたため、練習後に会見。午後6時半過ぎに会見を終えたため、「ありがとうございました。おやすみなさーい」と報道陣に頭を下げて、会場を後にした。

(THE ANSWER編集部)




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