42歳のベテラン左腕「我々が目撃していることに本当に感謝すべきだ」

　米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が5日（日本時間6日）、敵地レッドソックス戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。投げては7回無失点11奪三振の快投で今季3勝目、打っては4打数2安打1打点と投打で躍動した。大谷と投げ合い、直接対決ではヒットも打たれた相手の先発投手は「我々が目撃していることに、本当に感謝するべき。あと100年見られないかもしれない」と大絶賛している。

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　メジャー通算18年目、42歳の現役最年長左腕も驚いた。4回1死一塁、大谷はレッドソックス先発ヒルのスライダーをとらえた。センターへの大飛球。外野席エリアが変則的な作りになっていて、あと1メートル右ならホームランという当たりだ。中堅手ブラッドリーJr.が太陽光で打球を見失ったこともあり、フェンス直撃のヒットに。ラッキーも後押しして、2試合ぶりのヒットを放った。

　投げては7回無失点11奪三振、打っては8回にもグリーンモンスター直撃打で2安打1打点を記録した大谷。5回まで無失点と好投し、二刀流と投げ合ったヒルは勝ち負けつかず。米マサチューセッツ州地元局「ニューイングランド・スポーツ・ネットワーク」によると、試合後に「彼はリーグ最高の選手だよね。全員一致で同意できると思う」と改めて敬意を示したという。

　レッドソックスのレジェンドでもあるベーブ・ルース以来の記録がついて回る大谷に対し、「我々が目撃していることに、本当に感謝するべきだと思う。100年くらい見られなかったことで、もしかしたらあと100年見られないかもしれないんだ」と絶賛。「彼は明らかに信じられない才能の持ち主だ。今日、彼は素晴らしい投球をした。打撃も本当に良かったよね」とこの日の活躍も含め、称えていた。