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上田桃子が望む“親友”のツアー復帰 今大会はコース設定「しのぶの刺激になる成績を」

国内女子ゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日が10日、埼玉・石坂GCで行われ、2打差3位から出た上田桃子(ZOZO)が1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り、通算9アンダーで逆転優勝を飾った。一時は大里桃子、岸部桃子という“桃子トリオ”が最上位に並ぶ「桃子対決」を制し、昨年5月のパナソニックオープンレディース以来、ツアー通算17勝目(海外1勝含む)。昨年6月の結婚後、ミセス初Vにもなった。(取材・文=THE ANSWER編集部・柳田 通斉)

富士フイルム・スタジオアリス女子オープンで優勝し、ファンの声援に応える上田桃子【写真:Getty Images】
富士フイルム・スタジオアリス女子オープンで優勝し、ファンの声援に応える上田桃子【写真:Getty Images】

富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日

 国内女子ゴルフツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン最終日が10日、埼玉・石坂GCで行われ、2打差3位から出た上田桃子(ZOZO)が1イーグル、3バーディー、2ボギーの69で回り、通算9アンダーで逆転優勝を飾った。一時は大里桃子、岸部桃子という“桃子トリオ”が最上位に並ぶ「桃子対決」を制し、昨年5月のパナソニックオープンレディース以来、ツアー通算17勝目(海外1勝含む)。昨年6月の結婚後、ミセス初Vにもなった。(取材・文=THE ANSWER編集部・柳田 通斉)

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 上田はプレーしながら、親友を意識していた。諸見里しのぶだ。2019年限りでツアーの第一線から退き、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のコースセッティング担当に就任。今回大会もその役を任されていた。

「しのぶは熱心で、何回も何回もこのコースに足を運んで、入念に調べてピンポジションを決めていました。誘ってくるところもあるし、逃げると難しくなるところもある。ただ、いいショットを打ったらご褒美が来るようにしてありました。そういう意味では、9番のパーは大きかったです」

 上田が「一番難しかった」と言った9番パー4(400ヤード)のピン位置は、3段グリーンの最上段に切られていた。奥から12ヤードだが、少しでもショートすれば、ボールは中段に落ちていく。そして、突っ込み過ぎれば、グリーンオーバーでパーセーブが難しくなる。上田はその“誘い”に乗らず、第2打を意図して中段にオン。約10メートルのバーディーパットを強く打った。だが、ボールはカップを過ぎて2メートルオーバー。下りフックで触るだけのパットだったが、繊細なタッチでボールをカップに沈めて右拳を握った。

「誰が飛び出すか分からない状況で、大きなパットでした。とても頭を使いましたが、楽しくもありました」

 同学年の上田は、ジュニア時代から諸見里としのぎを削ってきた。アマ時代には先に諸見里が頭角を現し、プロになっても先行した。当時は同じコーチに指導を受けていたが、互いを意識する中で口も聞かない、目も合わせない時期もあったという。だが、時間を経て分かり合える関係になり、無二の親友になった。そして、諸見里が「ツアー撤退」を決めた19年の大王製紙エリエールレディス第2日では、18番グリーンで待って「ご苦労様」と労いの言葉をかけた。

 だが、上田は諸見里のツアー復帰を信じている。諸見里自身もプレーへの意欲は残し、所属のダイキン工業からの主催者推薦でダイキンオーキッドレディスには2年連続で出場。今季開幕戦となった同大会に向けて約3か月間調整し、2打差で予選落ちしていた。その経緯を踏まえて、上田は言った。

「同級生で頑張っている人がいれば、『自分も頑張りたい』と思うのではないでしょうか。しのぶの性格はよく知っているので、今後もしのぶの刺激になるような成績を残していきたいです。そうすると、『また、ツアーやろうかな』と思ってくれるかもしれません」

 立場は違えど、今もライバルに変わりない。上田は再び諸見里とコースと戦えると信じ、自分のスキルを磨いていく。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)

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