北京五輪のエキシビション、桜の季節に再脚光

　北京五輪のフィギュアスケート男子シングルに出場した羽生結弦（ANA）。桜満開、新生活の季節に、エキシビションで披露した「春よ、来い」が再び脚光を浴びた。五輪公式がプログラムに込めた羽生の想いを紹介。日本人ファンを「幸せな時間届きましたよ」と喜ばせている。

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　羽生は大会最終日のエキシビションで「春よ、来い」を演技。美しいピアノの調べに乗せた美しいスケーティングで魅了した。五輪公式ツイッターは、新年度が始まる4月1日に合わせて再脚光。文面に「桜の季節、そして多くの方が新生活を迎える今日、ぜひご覧ください」などとつづって、羽生がプログラムに込めた想いを紹介した。羽生は動画の中で、このように語っている。

「とにかく皆さんのもとに、いろんな意味で春が届いてほしいなと思いましたし、何か苦しいことって僕らだけじゃなくて、アスリートだけじゃなくて、きっと世の中のどうしようもない辛さとか、逃げられないこととかたくさんあると思うんですけど、そういう方々にもちょっとした時間でもいいから、幸せな時間が届いてほしいなと思って滑りました」

　想いを聞いた日本人ファンからは「全身全霊のスケートの感動から覚めない」「幸せな時間届きましたよ」「入社式に臨んでいる兄を想いながら観ています」「世界中に春が訪れて欲しいと祈ります」「心穏やかで優しい気持ちになれます」「洗練された美しい滑りが大好きです」と反響が集まった。