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ロシア軍の「Z」印の体操選手 批判に動じず「またやる」と強調「勝利と平和のため」

カタール・ドーハで行われた体操の種目別ワールドカップ(W杯)で胸にロシア軍を象徴する「Z」印をつけて出場したイワン・クリアクが改めて立場を表明した。国際体操連盟(FIG)から処分を受ける可能性もある中、「2度目のチャンスがあれば、またやる」と発言。英メディアは「悔い改めない体操選手」と報じた。

「Z」マークを付けた露選手が改めて立場を表明(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
「Z」マークを付けた露選手が改めて立場を表明(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

「Z」をつけて演技したクリアクが主張

 カタール・ドーハで行われた体操の種目別ワールドカップ(W杯)で胸にロシア軍を象徴する「Z」印をつけて出場したイワン・クリアクが改めて立場を表明した。国際体操連盟(FIG)から処分を受ける可能性もある中、「2度目のチャンスがあれば、またやる」と発言。英メディアは「悔い改めない体操選手」と報じた。


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 クリアクは男子平行棒で銅メダルを獲得。表彰台で胸に「Z」の文字を象り、批判を集めていた。Zはウクライナ侵攻中のロシア軍車両や火器に見られる文字。英地元紙「ガーディアン」は「悔い改めない体操選手イワン・クリアクはロシアのためにZの紋章を再び示す」との見出しで記事を掲載した。

 同紙は「ロシアトゥデーの質問に対し、こう答えた」とロシア放送局「ロシアトゥデー」に対し、クリアクが語った内容を紹介。表彰台での行動を反省しているかという質問に、「いや全然(反省していない)。もしも、2度目のチャンスがあれば、胸にZの文字とともに登場するか否か判断しなければいけないとすれば、全く同じ行動に出る」と断言したという。海外選手らから批判を受けていたが、こう語っている。

「ロシアの軍隊を見て、このシンボルの意味についても分かっている。これは勝利と平和という意味なんだ。誰かに悪いことが起きることは望んでいない。自分の立場を明らかにしただけだ。アスリートとしては常に勝利と平和のために演技している」

 ガーディアンでは「W杯の表彰台でウクライナ侵攻を支持するプロパガンダの象徴を身にまとい、国際的な怒りを引き起こしたロシアの体操選手は反省していないと主張」と報道。「それどころか、また機会があれば、同じことを行うという」と伝えた。

 FIGはクリアクについて「衝撃の行動」と紹介し、体操倫理財団に懲戒手続きを申請したことを発表していた。

(THE ANSWER編集部)




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