北京五輪でも活躍が期待されるトルソワの向上心とは

　北京五輪は2月に開幕。フィギュアスケート・女子シングルでは15歳カミラ・ワリエワらが金メダル候補にあがるが、同じロシアの17歳アレクサンドラ・トルソワについて、母国の識者たちは「戦車のようです」「サーシャは完璧主義者」と飽くなき向上心について表現している。

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　トルソワは国内選手権で2位となり、北京五輪代表に当確。その後に行われた欧州選手権のフリーでは、4種4本の4回転に挑戦。難度の高いジャンプで2度転倒しながらも、ワリエワ、シェルバコワに次いで3位に入った。

　欧州選手権のフリーについて、ロシアメディア「championat.com」はソルトレイクシティ五輪男子シングル金メダリストのアレクセイ・ヤグディン氏が国営放送で語ったコメントを伝えている。同氏は「トルソワのエモーショナルな滑りが傑出しました。彼女は決して自分へのハードルをさげません」と難度を落とさず滑ったトルソワを称えている。

　転倒もありながら4回転に挑み続けたトルソワ。ヤグディン氏は「転倒してもしなくても、どんなコンディションにあっても、ちょっと良くてもちょっと悪くても。彼女は戦車のようです。何が何でも前に進みます」とその性格を表現。「男子選手はこのようなプログラムに挑戦しないと言うよりは、単にできない。できるのはほんの一握りです」と、男子選手でもトルソワのプログラムをこなすのは難しいとした。