アクサレディス最終日

　女子ゴルフの国内ツアー・アクサレディスは28日、宮崎・UMKCC（6568ヤード、パー72）で最終日が行われ、首位と5打差の4位で出た岡山絵里（ニトリ）が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算13アンダーで逆転優勝を飾った。2018年リゾートトラストレディス以来、3年ぶりのツアー通算2勝目。単独首位で出た河本結（リコー）は73で回り、1打差の2位に終わった。

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　見事な逆転劇だった。前半で2つ伸ばし、後半も13、14番でバーディーを奪うと、河本と並んでいた最終18番で2メートル半の下りのスライスラインを沈めてバーディー。雨中の決戦で栄冠を掴んだ。

　優勝会見に臨んだ岡山は「今年始まって割と早めに2勝目を挙げられたので、ホッとしています」と吐露。優勝した瞬間の涙について問われると「（2勝目まで）長かったなという意味での涙です。凄く長かったです」と心境を明かした

　2018年に優勝して以来、19年はトップ10に10度。何度も優勝争いに絡み、2勝目は近いと思われたが、昨年は開幕から3週連続予選落ちなど苦しんだ。「昨年はショットも悪くて、一昨年は優勝しそうでできない自分に苛立っていた」。それでもオフに精神面で安定し、今年は初戦から15位、23位、25位。4試合目で3年ぶりの勝利を手にした。

　発奮材料があった。今年に入ってからシボレーカマロを購入。本人曰く「約720万円」の高級アメ車だ。「自分へのご褒美というか、先にアメ車を買ったんです。それで頑張ろうと」と笑った。間もなく納車でワクワクを隠せないようだった。