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昨年は予選落ちのつもりでホテル予約 森田遥が復活へ首位浮上「心がどうかしてた」

女子ゴルフの今年初戦ダイキンオーキッドレディスの第2日が5日、沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)で行われ、全組が競技を終えた。4打差の8位で出た24歳の森田遥(新英ホールディングス)は7バーディー、1ボギーの66で回り、19歳・西郷真央(大東建託)と並ぶ通算10アンダーで首位に浮上した。

通算10アンダーで首位に浮上した森田遥【写真:Getty Images】
通算10アンダーで首位に浮上した森田遥【写真:Getty Images】

今年初戦ダイキンオーキッドレディス第2日

 女子ゴルフの今年初戦ダイキンオーキッドレディスの第2日が5日、沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)で行われ、全組が競技を終えた。4打差の8位で出た24歳の森田遥(新英ホールディングス)は7バーディー、1ボギーの66で回り、19歳・西郷真央(大東建託)と並ぶ通算10アンダーで首位に浮上した。


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 森田が優勝争いに名乗りを上げた。4番パー5は残り106ヤードの第3打を30センチにピタリ。バーディーを奪うと、7番パー5も75ヤードからピン手前3メートルにつけて伸ばした。後半は4バーディー、ボギーなし。「今日はショットの調子は悪くない。ピンを攻めるところと守るところを見極められた」と振り返った。

 2017年に初優勝し、賞金ランク13位にも入った実力者。しかし、昨年は13試合のうち10試合で予選落ちを経験した。苦しいシーズンを過ごし「よくない時期が長かったので不安を感じる方が多かったですね。メンタル的にも、いいショットが打てても悪いショットのイメージが残る」と吐露。ツアー中のホテルや移動の予約も「予選を通らないていでとってしまっていた」と弱気になった。

 昨年はコロナ禍で時間が増え、趣味のダンスに取り組んだり、愛犬のシェパードと一緒に走ったりして気分を変えた。「ゴルフだけを見るのではなく、人生の一つとしてゴルフがあるという見方をする。どうせなら楽しくやりたいと考えられるようになりました。それまでは心がどうかしていました」。もちろん、ゴルフでも基礎練習に立ち返って修正。公私のバランスがよくなり、本来の姿を取り戻しつつある。

「昨日、今日で自信がついたかなと思います。明日も同じように自分のペースでラウンドすることが一つの目標。去年と違ってギャラリーの方々もいる。見られていることが力になるタイプなので、有観客の試合が増えていくことを願っています。試合をする上でいろんな人にサポートをしてもらっているので、今年は感謝の気持ちを伝えたり、いいプレーをお見せしたいと思っています」

 2019年大王製紙エリエールレディスは第3日を終えて首位に立ったが、渋野日向子(サントリー)に優勝を譲った。絶好の位置で迎える決勝ラウンド。勝てば3年7か月ぶりのツアー通算2勝目となる。

(THE ANSWER編集部)




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