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五輪メダリスト×元大リーガー なぜ、異色の2人は気温-10度の町で指導したのか

侍ジャパンコーチ・建山氏が明かした日本代表チームの「一つの約束事」

「今日は一番大きなテーマとして、スポーツマンシップがありました。僕は11月に侍ジャパンのコーチとして、ベンチに入っていたけど、その時に日本代表チームの中に一つ、決まりがありました。それは、審判のジャッジに対して、文句を言うのはやめようということ。侍ジャパンでは、文句を言わずにすぐに切り替え、次の一球に集中して、やっていこうという約束事がありました。

 負けた時は色々見られている。相手を尊重する気持ち、仲間を励ます気持ちをしっかり持って、一生懸命取り組んでほしい。一生懸命やっても勝てないこともある。でも一生懸命やって負けたら、どうやったら次勝てるか、課題が見つかります。それを克服できた時に、次、みんなは勝てると思います。そういうことを思い、色々な事にチャレンジしていってください」(建山氏)

「みんなスポーツが好きだと思います。私も好きです。私はアタックが得意、でもレシーブは苦手だった。みんなも得意と苦手があると思います。その苦手な部分を一生懸命、頑張ってできるようになることが、今の自分を超えること。今の自分よりも成長できるように。私も色々なことにチャレンジをしながら、さらに今の自分を乗り越えていこうと思っている途中です。

 みんなが乗り越えた瞬間、一番喜んでくれるのが、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟を含めた家族だと思います。一人でやっているかもしれないけど、喜んでくれる人たちはこんなにたくさんいるんだということ。そして、感謝の気持ちを忘れずに、これからもスポーツを楽しんでもらえたら嬉しいなと思います」(迫田さん)

 初めて訪れた天塩町で、元トップアスリートの2人が残した言葉は、子供たちがスポーツをしていく上でかけがえのないものになっただろう。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer




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