シェルバコワがロシア選手権3連覇を達成

　フィギュアスケートのロシア選手権は26日、女子フリーが行われ、アンナ・シェルバコワが183.79点をマーク。合計264.10点とし、大会3連覇を達成した。4回転ジャンプ2本を決めた圧巻の演技後、シェルバコワを指導するエテリ・トゥトベリーゼ氏（ともにロシア）も感極まった表情を浮かべた。目をウルウルさせる実際の動画をロシアメディアが公開すると、現地ファンからは「エテリがついに感情を見せた」「泣かなかった人はいる？」などと反響が寄せられている。

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　名伯楽も、こみ上げる思いがあったようだ。教え子のシェルバコワが4回転ルッツ、フリップを決めるなど圧巻の演技をした直後。リンク外で見守ったトゥトベリーゼ氏は、感極まった表情を浮かべている。目はウルウルとし、涙をこらえているようにも見える。シェルバコワを笑顔で迎えると、喜びを分かち合うように長い抱擁をかわした。

　徹底した指導で知られ、ロシアでは「鉄の女」とも呼ばれると伝えられていたトゥトベリーゼ氏。2人が顔を擦り合わせた実際の動画を、ロシアメディア「sports.ru」フィギュア版公式インスタグラムが公開すると、現地ファンからは様々な反響が寄せられている。

「素晴らしいコーチ。いつもこのチームを応援している」
「泣かなかった人はいる？　ブラボー・アニャ！　ブラボー・エテリ！」
「エテリがついに感情を見せた」
「言葉が出ない……とにかく素晴らしい」
「自分自身とコーチを信頼した結果だね」
「エテリは信じられないような女性だ」
「偉大なエテリの素晴らしい仕事」

　11月に肺炎を患って以降初の大会で、2位ワリエワ、3位トルソワらとのレベルの高い争いを制したシェルバコワ。3連覇の教え子を称えたトゥトベリーゼ氏にも注目が集まっていた。