ダルビッシュ誕生日を祝福　WBC決勝の“韓国斬りスライダー”に米称賛「エゲツない」

米大リーグ、カブスのダルビッシュ有投手が16日、34歳の誕生日を迎えた。MLBは右腕を祝福し、2009年のWBC決勝・韓国戦で最後の打者を三振に打ち取ったキレキレのスライダーを復刻。11年前の名シーンに米ファンからは「エゲツない球」などと称賛が集まっている。

16日に34歳誕生日迎えた右腕をMLBが祝福

　野球ファンなら忘れられないシーンだ。2009年のWBC決勝の韓国戦。延長10回にイチローの適時打で勝ち越しに成功。その裏のマウンドには弱冠22歳のダルビッシュがいた。2死一塁、外角へ鋭く変化するスライダーで打者のバットに空を切らせる。優勝だ。

　城島と抱き合うダルビッシュを中心に歓喜の輪。外野からは嬉しそうな表情のイチローも駆け寄ってくる。2006年の第1回大会に続いて連覇を達成した侍ジャパンの名シーンをよみがえらせているのは、MLBが歴史的偉業を振り返る「MLBボールト」の公式ツイッターだ。

　ダルビッシュの誕生日を祝し「MLBに来る前、ユウ・ダルビッシュは2009WBCの日本代表のクローザーを務めていた。34歳の誕生日おめでとう、ユウ！」と添えて当時の映像を投稿。すると、米ファンからも改めて称賛が続々と寄せられている。