進学・進級で環境が変わる4月 子どもの1日を変える3つの朝の習慣 勉強の集中力にも影響
栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。第38回は「子どもの1日を変える朝の習慣」について。
連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」第38回
栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。第38回は「子どもの1日を変える朝の習慣」について。
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進学・進級などで環境が変わる、4月。気持ちも新たになるこの時期は、新習慣をスタートさせる絶好のタイミングです。
スポーツをする子どもの生活において、まず見直したいのが、朝の過ごし方です。起床から登校までの時間は、家族の皆が時間に追われたり、子どもは逆にぼーっと過ごしたりしがち。ですが、ほんの少し、過ごし方や朝食の内容を変えるだけで、子どもの体作りや健康の維持、学業への集中力もよい方向へと変わります。
そこで、今回は、小さな工夫で大きな成果が期待できる、朝習慣と朝食についてお話しましょう。
まず、朝習慣は以下の3つです。
<1>起床後にカーテンを開けて太陽の光を浴びる
起き抜けはカーテンを開けて、外の光を体に浴びましょう。太陽の光を浴びると、1日のリズムを作るスイッチが入り、体温が上がり、ホルモンバランスが整います。すると、朝から心身とも活発に活動できるのはもちろん、日が暮れると眠くなるスイッチも入り、ぐっすりと眠れます。
多くのプロスポーツ選手たちも、朝、外を散歩する習慣があります。本当は彼らのように一定の時間、外の空気を吸いながら歩くのがベストですが、そこまでやろうとするとハードルがグッと上がってしまいます。ですから、まずは自分の目の中に、太陽の光を入れる習慣をつけましょう。曇りや雨の日でも、外の光を浴びれば効果はあります。