[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

むしろ、冬の方が脱水症状を起こしやすい理由 運動前に「紅茶」はOK?NG?

練習、試合の前後は温かいドリンクに切り替えるのもよい

 ただし、冷たい水のほうが体への吸収がよいのですが、冬に冷たいものばかり飲むと、体を冷やします。ですから、練習や試合中は水やスポーツドリンクを、練習や試合の前後は温かいドリンクに切り替えてもよいでしょう。

 また、寒い季節は体が体温を上げようとして、エネルギーをたくさん消耗します。そういう意味でも、体が温かい物を欲するのは自然なこと。特に体を動かす時は、体を温めながら、エネルギーやタンパク質も効率よく摂れる、はちみつ入りの牛乳やミルクティ、ココアはおすすめです。

 トップアスリートたちも、何を飲むかは人によって異なります。「内臓を冷やさない方がよい」と夏でも冷たいドリンクを飲まない選手もいますし、冬場になるとトレーニングの前後に温かい紅茶やココアを飲む選手もいます。

 ちなみに、冬は子どもたちの練習を見守る家族や、スポーツ観戦を楽しむ人も、温かいドリンクで冷え対策を。私自身もチームの試合や練習に立ち会うときは、ココアを持参。時々これに、バターを少し溶かし入れて持っていくこともあります。ホットミルクやココアにバターを溶かした「バタードリンク」はエネルギー源となり体も温まりますよ。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

1 2

橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
スポーツ応援サイトGROWING by スポーツくじ(toto・BIG)
DAZN
Lemino
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集