忘年会シーズン 連日の飲み会で体重増加を防ぐ方法、「避けるべき料理」は?
Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が「THE ANSWER」でお届けする連載。通常は食や栄養に対して敏感な読者向けに、世界のスポーツ界の食や栄養のトレンドなど、第一線で活躍する橋本氏ならではの情報を発信しているが、今回は趣向を変えて一般読者向けに「忘年会シーズンの飲み会食事術」についてお届けする。
公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏の連載、今回は「忘年会シーズンの飲み会食事術」
Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が「THE ANSWER」でお届けする連載。通常は食や栄養に対して敏感な読者向けに、世界のスポーツ界の食や栄養のトレンドなど、第一線で活躍する橋本氏ならではの情報を発信しているが、今回は趣向を変えて一般読者向けに「忘年会シーズンの飲み会食事術」についてお届けする。
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忘年会に呼ばれる機会が多い方は、そろそろ「飲み食い疲れ」を起こしていませんか? 今回は仕事に飲み会にと忙しい年末を乗り切る、ちょっとした「飲み会での食事術」について考えてみましょう。
大前提として仕事関係の忘年会は飲み食いする場ではなく、“大切なお付き合いの場”であると捉えるだけでも、食事やお酒との向き合い方が変わってくるはずです。「飲んだもの勝ち、食べたもの勝ち」ではなく、みんなが気持ちよく過ごせるように配慮しながら、自分のペースで食事やお酒、そして雰囲気を楽しむ。そんな気持ちで年末年始を過ごしてみては如何でしょうか?
1)連日の飲み会で体重が気になる人は……
→「揚げ物」「〆の一品」を徹底的に避けてコントロール
揚げ物が圧倒的に多い居酒屋のメニュー。飲み会のたびに考えナシで食べ続けては、太ってしまうのも当然です。一方で、飲み会続きでも体重増加を防ぐ方法はいたって簡単。とにかく揚げ物、炒め物を避ける。そして、飲む時は炭水化物を摂らないと決める。この2つを実践するだけでも、摂取カロリーはグンと少なくなります。〆は食べないのがベターですが、どうしても物足りない場合は、ラーメンではなくお茶漬けやおにぎりを選んで。要注意はサラダ。一見、ヘルシーですが、最初からたっぷりドレッシングがかかっていると意外と高カロリーです。
控えたい料理例:唐揚げ、コロッケ、チーズフライ、脂身の多い肉やクリーム系のおかず
積極的に選びたい料理:枝豆、刺身、焼き鳥、豆腐料理、厚焼き玉子、焼き鳥(特にむね肉、砂肝、軟骨)
2)空腹や雰囲気でついつい食べすぎてしまう人は……
→飲み会の直前におにぎり2個をサクッと食べる
仕事終わりの飲み会は、空腹感でついガツガツ食べてしまう……。そんな方は、「分食」の考え方を取り入れます。飲み会に行く前に、おにぎり2個や立ち食いそばといった炭水化物を食べます。そして、飲み会の食事はゆっくりペースで食べる。空腹ですとついつい箸が進みますが、事前に炭水化物を入れておくと、会話を楽しみながらゆっくり食べる余裕が生まれます。できる方は、最初から脂質の少ない物を選びながらゆっくりペースで食べられると、摂取カロリーをしっかりセーブできます。さらに、〆の一品は遠慮して、飲み会の日は炭水化物を控えるとよいでしょう。その日の料理や時間、メンバーに合わせて、実践しやすい方法を変えるのもよいですね。