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東京五輪で食の意識も変わる? 2020年の「世界の食と栄養のトレンド」とは

「海外の食のトレンドから見えてくること」とは

 さて、世界の食環境が大きな転換期にある今、アメリカでは子どもの食事についても見直す動きが高まっています。アメリカのミレニアル世代の親は、レストランやスーパ、冷凍食品やチルド食品などを開発する食品メーカーに対し、フライドポテトやチキンフィンガー(鶏の揚げ物)など、昔ながらの定番といえる食べ物から、もう少し洗練され、かつ体に良い食材を使ったメニューの開発を望んでいるとのことです。

 例えば、寿司バーやオーガニックチキンを使ったナゲットや発酵食品、素揚げした鶏やサーモン、白身魚(衣を付けずに揚げることでカロリーが抑えられる)、ほうれん草やかぼちゃなどの野菜を練り込んだカラフルなパスタなどなど。子どもたちの食事体験を豊かにし、健康的で、かつ子どもの味覚にあった食品が、今後増えていくと予測されています。

 海外の食のトレンドから見えてくることは、誰もが食べたいものを食べたいだけ口にするのという、これまでの飽食型の食生活からの卒業です。自分自身や家族の健康のため、また、環境保護のためにも、一人ひとりが食生活を見直す時期にきていると思います。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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