競技歴14年、ガチの体育会系→櫻坂46センターにもなった田村保乃のバレー愛 高校は「365日朝から晩まで」

夢にも出てくる高校時代「当時はあまり楽しい気持ちになれなくて…」
――大阪大会では、のちに日本代表となる同学年の宮部藍梨選手、1学年下の林琴奈選手が所属していた名門・金蘭会高とも対戦しました。
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「お二人は当時から注目されていましたし、金蘭会は高校3冠を取ったりして学校としても注目されていました。私はバレーを見るのが好きだったし、特に金蘭会高校も好きだったので、試合を見に行ったりしていました」
――かなり体育会系な日々を過ごした高校時代を、振り返るとどう感じますか。
「今思うと頑張ってよかったし、楽しかったかなと思うんですけれど、厳しいレシーブ練習をしていた時のこととかが今も夢に出てくるんです。当時はあまり楽しい気持ちになれなくて、辛かったなあじゃないですけれど、それなりに追い込んで頑張っていたんだろうなと感じます」
――本気で打ち込んだ高校3年間。支えられたものはありますか。
「高校バレーや世界バレーを録画して、自分が好きな選手が活躍している試合を見返して『私も頑張ろう!』と奮起したことはありました。それとやっぱりアイドルが好きだったので、癒しをもらったり、ステージは違うけれど私も一緒に頑張ろうと考えたり。高校バレーも、バレーボールができるのも、限られた時間だと思っていたので。この3年間だけは絶対頑張ろうと決めて入ったから乗り越えられたのもあるかもしれません」
――苦しい時に、元気をもらっていたアイドルは。
「小学生の頃からずっとAKB48さんが好きで、そこから派生グループも全部ちゃんと通ってきた感じです。バレーの練習をしているとやっぱりライブには行けなくて。前田敦子さんがアイドルだった間に、一日でも休んで行けば良かったなってちょっとした後悔はあります」
――主将も経験。リーダーとして意識したことはありますか。
「仲良しこよしではいけない、厳しくチームの中でちゃんと意見を言いなさいと先生からすごく言われていました。ミスがあったら言いたくないこともやっぱり注意しないといけないし、難しいなと思いながらも頑張ってチームをまとめて……という感じでした」
――バレーボールの経験から、今に生きる学びは。
「なかなか経験できないような上下関係もいい意味で学んで、そこから引き算ができるようになりました。やっぱり仲間がいて、チームプレーなので、今のグループとも通じるところもありますし。礼儀に厳しい高校でもあったので、本当に学ばせていただいた3年間でした」
(後編に続く)
■田村保乃(たむら・ほの)
1998年10月21日生まれ、大阪府出身。小学校入学前からバレーボールを始め、大学までプレー。2018年の「坂道合同新規メンバー募集オーディション」に合格してアイドルの道を歩み始めると、櫻坂46では3rdシングル「流れ弾」で初のセンターを務めた。モデル、番組出演など幅広く活躍中。身長163センチ、血液型はA。
■「ABEMA」がSVリーグ男子開幕戦も無料生中継
「ABEMA」では女子リーグ開幕戦に続き、10月24日(金)19時より「2025-26 大同生命SV.LEAGUE MEN」開幕戦「大阪ブルテオン vs サントリーサンバーズ大阪」も無料生中継。男子バレーならではのスピードとパワーが交錯する一戦を、臨場感たっぷりにお届けする。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)
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