耳にしたBリーグの噂「隠れた宝石と…」 欧州から移籍即決、日本が「世界で最もフィジカルなバスケ」

日本の文化は「どんな状況でも懸命にプレーすることだと思う」
米ケンタッキー大でプレー後、チェコ、エストニア、ポーランド、イスラエル、米Gリーグ、スペインを渡り歩いた。イギリス代表も4度経験。「米国で育つ中で、欧州が世界で最もフィジカルなバスケットボールをすると聞いてきた。実際に欧州でプレーして、その通りだと信じていた。でも日本に来たら、ここが世界で最もフィジカルなバスケットだった」。考えを改めざるを得なかった。
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「ここの文化はどんな状況でも懸命にプレーすること、練習でも本当に努力することだと思う」。違いが出るのが、残り4分で20点ビハインドといった大差がついた場面。「欧州の人たちはアクセルから足を離すけど、ここの選手たちは最後の1秒までファウル上等の激しいプレーをし、ボールを追って床に飛び込む。他の地域ではあまり見たことがない。とても尊敬しているよ」と敬意を込めた。
土日に連続して試合があるスケジュールも含め、来日当初は戸惑いも多かった。「最初は苦戦したけど、シーズンが進むにつれていいプレーができるようになってきた。アジャストしていかないといけないけど、それも楽しいよ。ここまでは本当に文句のつけようがないし、素晴らしいね」。異国でも前向きでいられ続ける理由には、私生活でもストレスを感じずに過ごせていることが大きいという。
(後編へ続く)
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)