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渋野日向子の米国での成功を期待してしまう理由 在米カメラマンが見た名手との共通点

過去の名手と共通する明るい性格

 理由は大きく2つある。

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 1つは直接の下部ツアーではないものの、渋野は今年も日本ツアーで戦い続けながら、米ツアーにも積極的に参戦した。今年4月に渡米した際には、そのまま帰国せずに6月末まで米国の試合に出続けた(メジャー優勝による出場権やスポンサー推薦により出場)。米ツアー出場という目標を明確に持ったスケジュールであり、下部ツアーに参戦することに近い意味があったと考えられる。

 2つ目の理由は、彼女の明るい性格である。ファンサービスにも長けている一方で、6月のKPMG全米女子プロゴルフ選手権では、3日目のパー3で「10」を叩き五輪出場への夢が潰えた際、ラウンド後の取材では大粒の涙を流しながらもTVカメラの前で気丈に心情を語るなど、筋金入りの芯の強さがある。

 明るい性格や芯の強さは、過去には宮里藍や小林浩美、青木功、丸山茂樹といった米ツアーで成功を収めた日本人選手に共通する。これは今回出場している古江も同様である。米ツアーで成功するには、ゴルフの技術だけでなく選手の性格も大きな要因になり得る。

 次の4ラウンドの最終日は12月12日。渋野、古江の残りの戦いぶりにますます注目だ。

(田邉 安啓 / Yasuhiro Tanabe)

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