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息切れすら躊躇した4日間 初めての女子ゴルフ取材で感じた「自分は大丈夫」の怖さ

女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスは、21日まで愛媛・エリエールGC松山で行われ、原英莉花(日本通運)の優勝で幕を閉じた。今大会で女子ゴルフの現場を初めて取材した記者が、4日間で感じたマナーの重要性や競技の魅力をコラムで伝える。(文=THE ANSWER編集部・宮内 宏哉)

18番でウイニングパットを打つ原英莉花。ギャラリーも固唾を呑んで見守った【写真:Getty Images】
18番でウイニングパットを打つ原英莉花。ギャラリーも固唾を呑んで見守った【写真:Getty Images】

大王製紙エリエールレディスで実感したマナーの重要性

 女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスは、21日まで愛媛・エリエールGC松山で行われ、原英莉花(日本通運)の優勝で幕を閉じた。今大会で女子ゴルフの現場を初めて取材した記者が、4日間で感じたマナーの重要性や競技の魅力をコラムで伝える。(文=THE ANSWER編集部・宮内 宏哉)

 ◇ ◇ ◇

 渋野日向子選手の今季国内最終戦、稲見萌寧選手の賞金女王が決まる可能性もあった大会で、初めて女子ゴルフの現場を取材した。これまで主にプロ、アマ野球の現場を中心に取材してきたが、ゴルフ現場ならではの環境や文化を感じた4日間だった。

 大会中は毎朝5時30分起きで午前7時頃に会場に到着していたが、既に多くの関係者が準備を整えていた。プレスルームもすぐに仕事ができる状態。大会運営に携わった全ての方に、頭が下がる思いだった。プロ野球のデーゲームなら午前10時頃に球場に居れば事足りる。競技時間の長さや準備の違いがあるとはいえ、ホスピタリティの文化にまず驚いた。

 1年ぶりの優勝を果たした原選手の涙が印象的だった今大会。思い知らされたのは、ゴルフ取材は結構体力が必要だということ。4日間、最低でも前半9ホールは選手を追いかけコースを歩き回った。自然の中を切り開いたアップダウンの激しい道のり。スマートホンの歩数計は連日1万歩を超えていたが、32歳、運動不足の記者の足腰は悲鳴を上げていた。

 4日間晴天に恵まれ、過ごしやすい気候だったからまだ良かった。夏場などはさらに過酷なのは明らか。炎天下で声を出し続ける高校球児の凄さも十二分に感じてきたが、一打一打の集中力を切らさない女子ゴルファーへの尊敬も抱かずに居られなかった。

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