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本当は就職の為に進んだ大学 「辞めたい」と何度も思った村上茉愛が東京五輪で掴んだ夢

東京五輪の体操女子種目別ゆかで銅メダルを獲得した村上茉愛(日体クラブ)が「THE ANSWER」のインタビューに応じ、知られざる競技人生について語った。中学2年、ゆかで全日本選手権優勝を達成しながら、以降は体重コントロールに苦しんだこと、本当は就職を考えて大学進学を選んだこと、何度も「辞めたい」と思っていたこと。24歳で迎えた東京五輪で輝くまでのストーリーを明かす。(取材・文=長島 恭子)

体操女子種目別ゆかで銅メダルを獲得した村上茉愛の知られざる競技人生とは【写真:荒川祐史】
体操女子種目別ゆかで銅メダルを獲得した村上茉愛の知られざる競技人生とは【写真:荒川祐史】

種目別ゆかで銅メダルを獲得した25歳の知られざる競技人生

 東京五輪の体操女子種目別ゆかで銅メダルを獲得した村上茉愛(日体クラブ)が「THE ANSWER」のインタビューに応じ、知られざる競技人生について語った。中学2年、ゆかで全日本選手権優勝を達成しながら、以降は体重コントロールに苦しんだこと、本当は就職を考えて大学進学を選んだこと、何度も「辞めたい」と思っていたこと。24歳で迎えた東京五輪で輝くまでのストーリーを明かす。(取材・文=長島 恭子)

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 ◇ ◇ ◇

「これ以上の出来はできないっていうくらい、すごくいい試合ができた」

 8月2日、東京五輪、女子種目別ゆか決勝。試合を終えた村上茉愛は、晴れやかな表情でインタビューに答えた。

「もちろん目指していた金メダルを獲れなかった悲しさはあります。だけど、この銅メダルにはいろんな意味が込められていて。1つはメダルを1個獲りたいという五輪を目指した頃からの自分の目標、2つ目は女子体操個人では日本初という歴史的な快挙。

 プラス、これまで積み重ねてきた体操人生のなかで、一番の演技ができたということ。もちろん、メダルの色は大切です。でも私は、それよりも中身を大事にして体操を続けてきた。だから、すごく価値のある銅メダルです」

 2歳から体操を始め、小6の時、ゆかで、シニアでもできる選手は少ないH難度「シリバス」を成功させた。中学生になると全国中学大会、さらにシニアの全日本選手権のゆかで日本一となる。

「中学で日本のトップの成績を残した頃から、『上を目指せるのかな?』と、世界を意識するようになりました。ゆかが得意だし、好きだし、世界で戦うのであればゆかを強くしていきたい、そして五輪でメダルを獲りたい、と思うようになりました」

 明星高(東京)2年時には世界選手権日本代表に選出され、種目別ゆかで4位入賞。早くも目標としていた世界の舞台を踏み、2015年、日体大へと入学する。

 ところが高校3年時に一転。それまでコントロールできていた体重が急激に増え、日体大生として初めて臨んだ全日本では21位と惨敗。リオ五輪のわずか1年前のことだった。

「一言でいうと甘えです。欲との戦いに疲れてしまった。私はもともと筋肉質で、なかなか体重が減らない体質。でも、体操選手ってすらっとしているイメージが強いので、小さい頃からずっと、体重、体重、と厳しく言われてきました。食欲と向き合うストレスが大きくて、大学に入る頃には面倒くさくなり、節制することを放棄してしまった」

 口では「世界」と発していたものの、体操に取り組む真剣さに欠けていたともいう。

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長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、以上サンマーク出版)、『走りがグンと軽くなる 金哲彦のランニング・メソッド完全版』(金哲彦著、高橋書店)など。

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