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米国発祥のスケボーで日本大躍進のワケ 「五輪なんて」と言われた競技が5年で環境激変

「THE ANSWER」は東京五輪の大会期間中「オリンピックのミカタ」と題し、実施される競技の新たな知識・視点のほか、平和・人権・多様性など五輪を通して得られる様々な“見方”を随時発信する。東京五輪で初採用されたスケートボードは5日、全日程を終え、日本は金3、銀1、銅1を獲得した。男子ストリートで堀米雄斗(XFLAG)、女子ストリートで西矢椛(ムラサキスポーツ)、女子パークで四十住さくら(ベンヌ)がそれぞれ金メダルに輝いた。米国発祥のスケボーで、日本勢はなぜこれほどまでの大躍進を見せたのか。2016年に五輪に採用されてからの5年間の歩みを、日本代表の西川隆監督に聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部)

スケートボードで金メダルを獲得した堀米雄斗、西矢椛、四十住さくら(左から)【写真:AP】
スケートボードで金メダルを獲得した堀米雄斗、西矢椛、四十住さくら(左から)【写真:AP】

「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」#74

「THE ANSWER」は東京五輪の大会期間中「オリンピックのミカタ」と題し、実施される競技の新たな知識・視点のほか、平和・人権・多様性など五輪を通して得られる様々な“見方”を随時発信する。東京五輪で初採用されたスケートボードは5日、全日程を終え、日本は金3、銀1、銅1を獲得した。男子ストリートで堀米雄斗(XFLAG)、女子ストリートで西矢椛(ムラサキスポーツ)、女子パークで四十住さくら(ベンヌ)がそれぞれ金メダルに輝いた。米国発祥のスケボーで、日本勢はなぜこれほどまでの大躍進を見せたのか。2016年に五輪に採用されてからの5年間の歩みを、日本代表の西川隆監督に聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部)

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 空手やスポーツクライミングなどと共に、スケートボードの追加種目が決定したのは2016年8月だった。

 当時の心境について、西川監督は「スケートボードというと、どちらかというと、ちょっとアウトローというか、あまりいいイメージで思われていなかった。ボクらが始めたころは親に反対されるぐらい、もういい加減にしなさいっていうぐらいな感じだったんですけど、それがだんだん時が経つにつれて、スケートボードが広く一般に認知されるようになったのは非常にうれしかったですね」と振り返る。

 サーフィンやスノーボードと並ぶ「横乗り系」の代名詞。背景には若者人気を見込んだ国際オリンピック委員会(IOC)の思惑があった。

 やるべきことは山積していた。世界選手権どころか、日本選手権すら開催されていなかった。それでも、五輪に決まった。日本オリンピック委員会(JOC)にも未加盟。代表選手選考の基準やルールも未定で、すべてが手探り状態だった。

 同時に「スケボーが五輪なんて」「競技というより遊びでは」との声が自然と聞こえてきた。

 街中や公園をスケートボードで流して遊ぶ子どもたち。五輪という大舞台で競技化され、本来のスケボー文化である“遊びに近い要素”が縮小されてしまう可能性には西川監督自身も葛藤があったという。

「スケートボードは競技だけがスケートボードじゃない。スケートボードは五輪の種目じゃないというようなことを言っているスケートボーダーの子どもたちもたくさんいますので、そういう声が自分にも聞こえてくる。なかなか難しい部分はありました」

 それでも五輪採用による効果は絶大だった。17年4月、初の日本選手権を開催すると、70人近い報道陣が殺到。スケートボードに新たな景色が生まれた。

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