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【月間表彰】大久保嘉人の“20mミドル弾”は「すごく難しい」 闘莉王が感じた“38歳の復活劇”

サッカー界で最も熱い男が選んだ、漢を感じる熱いプレーとは。

セレッソ大阪のFW大久保嘉人【写真:Getty Images】
セレッソ大阪のFW大久保嘉人【写真:Getty Images】

闘将を熱くさせたワンプレーを選出、2月、3月は「15年ぶりC大阪復帰のFW大久保嘉人が鮮やかな20mミドルシュート決めた瞬間」

 サッカー界で最も熱い男が選んだ、漢を感じる熱いプレーとは。

 今季から古巣セレッソ大阪へ15年ぶりに復帰した元日本代表FW大久保嘉人が、3月3日にAFCチャンピオンズリーグ参戦による先行開催となったJ1リーグ第11節川崎フロンターレ戦で、鮮やかなミドルシュートを叩き込んだ。2019年限りで現役引退した元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、スポーツチャンネル「DAZN」のパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」との企画で、2月、3月のJリーグの「月間最熱モーメント」にこの約20メートルのミドル弾を選出。「THE ANSWER」のインタビューで闘莉王氏は、かつて日本代表やアテネ五輪で共闘した盟友の“復活劇”を称えた。(取材・文=小杉 舞)

 ◇ ◇ ◇

「開幕からずっと見ていて、すごくうれしい活躍をしてくれている。僕も期待していた以上の活躍で何よりも本当にうれしい。開幕戦(で決めた)1点目のヘディングシュートを選ぼうと思ったけど、(川崎は大久保にとって)古巣だし、(今回のミドルシュートは)綺麗な素晴らしいゴール。ロングシュートで角度もなく、すごく難しいシュートを決めた。なかなか普通の選手じゃ決められないので、ヘディング(弾)より難しい(ミドル弾の)方が表彰されるべきだと思った」

 昨年現役引退し、ブラジルで実業家として活躍する一方、公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」でブラジルの生活を魅力たっぷりに届けている闘莉王氏。そんな闘将が絶賛したのは今季から古巣C大阪に復帰した大久保だった。

 ゴールを決めた開幕戦に続いて2試合連続でスタメン出場すると前半5分、右サイドでのボール奪取からC大阪MF坂元達裕がドリブルで縦に運ぶと、大久保がペナルティーエリア手前右サイドでボールを受ける。トラップ後、相手のラインが下がっていたこともあり、大久保は間髪入れずにシュートモーションへ。コンパクトな振りから対角線に打ち込まれた約20メートルのミドルシュートは、美しい軌道を描いてゴール左上隅に吸い込まれた。この試合後もゴールを重ねて開幕5戦で5発。6月で39歳を迎える今季はスタートから好調を維持している。

「後がないというのと、古巣に戻って周りに自分についてくる若手がたくさんいるので、すごくやりやすく感じている。動きが戻った。諦めない動き、闘争心を表に出してくる。大久保らしい活躍、大久保らしい動きが本当に戻ってきた。それに思い切りの良さ。川崎戦のロングシュートも角度もなく、普通はあそこから打たないけど嘉人の一番いいところが出てきている。あと(レヴィー・)クルピ監督がうまい」

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