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25歳で戦力外、球団残留を断って 元DeNAドラ2“社長”の運命を変えた出会い

プロ野球、戦力外通告。昨年も102人の選手が通告を受け、多くがユニホームを脱いだ。セカンドキャリアに悩む者も少なくない中、大きな希望を胸に秘め、異例の転身を遂げた男がいる。元DeNA投手の水野滉也さんだ。2016年のドラフト2位右腕は駆け出しの“社長”として奮闘中。「THE ANSWER」は水野さんの野球人生から起業に至るまで、前後編でお届けする。後編は、現役引退から起業までの経緯と、起業に影響を与えた出会いについて。

駆け出し“社長”として奮闘中の元DeNA投手の水野滉也さん【写真:宮内宏哉】
駆け出し“社長”として奮闘中の元DeNA投手の水野滉也さん【写真:宮内宏哉】

昨年戦力外から会社設立の水野滉也さん、野球人生を振り返る

 プロ野球、戦力外通告。昨年も102人の選手が通告を受け、多くがユニホームを脱いだ。セカンドキャリアに悩む者も少なくない中、大きな希望を胸に秘め、異例の転身を遂げた男がいる。元DeNA投手の水野滉也さんだ。2016年のドラフト2位右腕は駆け出しの“社長”として奮闘中。「THE ANSWER」は水野さんの野球人生から起業に至るまで、前後編でお届けする。後編は、現役引退から起業までの経緯と、起業に影響を与えた出会いについて。

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 大きな志を持ち、引退後わずか数か月で株式会社「BOUKEN(ボウケン)」を設立。クラウドファウンディングで人々の夢を支える決意を固めた水野さん。しかし、当然プロ野球に対する未練はゼロではない。これまでの人生での後悔を尋ねると、こう語ってくれた。

「やっぱりプロ野球生活をもっと長いものにしたかったなと。プロが終わったところで、一度は野球に興味がなくなってしまったんですけど、最近は草野球もしたいなと思うし、野球アニメとかを見たらやっぱり思い出すんですよね……。高校、大学、プロだった時に野球をしていた頃の自分を。楽しかったな、というのがある。プロ野球生活を充実したものにして、親孝行もできればな……と思っていましたけど」

 小学2年生の頃、西武・松坂大輔に憧れてプロを志すようになった。札幌日大高時代は3年夏の南北海道大会で準優勝も、甲子園出場はなし。全国的にはほとんどまだ無名の存在だった。才能が開花したのは、東海大北海道時代。ターニングポイントは「人生で一番恥ずかしい試合」だった。

 2015年、当時3年生だった水野さんは、全日本大学選手権2回戦の早大戦に先発。茂木(現楽天)、重信(現巨人)らを擁する強力打線を相手に3回途中5安打5失点で降板した。チームは0-12で5回コールド負け。「コテンパンにされて。でも、恥ずかしいと思って僕の中で火が付いたというか、練習する態度も変わったんです」

 トップクラスとの差を埋めるのに、必要なのは何か。練習の意図を考えて取り組むようになった。新たにフォークを習得し、最速は147キロまでアップ。大学ラスト1年で努力は実る。屈辱の敗戦から1年後の選手権では、2回戦の立命大戦で5安打16奪三振の完封勝利。7月の日米大学野球選手権のメンバーに選出されるなど、一躍注目選手に。ドラフトではDeNAから2位指名を受けた。

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