柔道インターハイ、男子団体戦

　柔道の全国高校総体（インターハイ）は9日、北海きたえーる（北海道立総合体育センター）で男子団体戦の決勝が行われ、国士舘（東京）が東海大相模（神奈川）に勝利。全国選手権、金鷲旗大会と合わせて「高校三冠」を達成した。

　4回戦で大成（愛知）に、準決勝で大牟田（福岡）に勝利した国士舘。迎えた決勝では、先鋒で起用された若崎喜志（3年）が木原慧登（3年）に小外刈で一本勝ち。勢いをつけた。1勝1敗2分けで迎えた大将戦では、畠山凱（3年）が合わせ技一本で杉本明豊（3年）を下した。畠山はやり切った笑みを浮かべ、見守った百瀬晃士監督らは涙を流した。

　百瀬監督は「三冠を取れるとは思わなかった。凄く生徒に恵まれた」と感慨深げ。「今大会は活躍していない選手がいない。全員が変わりばんこに活躍してくれた」と喜んだ。