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【バスケ】Bチームの心が腐らない 鵠沼、「応援は全国NO1」で響かせた「For the team」の姿

「応援は全国NO1」、監督も涙「Bチームが心を腐らせずに『For the team』でいてくれた」

「ジュニアオールスターに選ばれるような選手がいない中、個の能力ではなく、チームプレーで(神奈川県を)勝ち上がってきた。シュート力に関しては悔しい思いがあるのですが、それ以外に関しては全く思い残すことがないくらいやりきってくれた」と細木美和子監督は話しながら、「感動してきちゃった」と涙ぐんだ。

 10点、20点、30点と得点差が開いても、いや開けば開くほど、応援の声はボリュームを増した。

「応援は全国NO1と練習をしてきました(笑)」と細木監督。「ああいうBチームの子たちが心を全く腐らせずに『For the team』でいてくれたことが、何よりもチームを支える力になっている。本当にキラキラした目で応援してくれて、それを見たAチームの子たちは、もっとキラキラした目になってもらうように全力プレーをしようという相乗効果ができた」と感謝した。

 キャプテンの相田も「Aチームの練習相手をBチームがやってくれることが多いので、Bチームの質が上がれば、Aチームの質も上がるということをモットーに練習しています」と45人全員で全国を戦ったことを強調する。

「今は負けて悔しい気持ちが強いが、初めての舞台で貴重な経験ができた」と充実した表情で語った相田。

「試合以外で、どんなところに全国大会だと感じたか」という質問には、「留学生が多かった」と可愛らしく笑い、初々しさも見せた。

「(全国大会では)シュートの質の違いも感じた。自分たちも徹底してきたディフェンスでも相手の方が上回っていた。細かいところを修正して、ウインターカップ予選に繋げたい」と相田は全国大会での経験を胸に、爽やかに次の舞台へと踏み出した。

(山田 智子 / Tomoko Yamada)

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山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

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