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石川祐希が中学3年男子の「夢」をサポート お世話になったチームへ恩返し大作戦

清水くんの想いを尊重「マケンザ!!らしいデザインにしたい」

 企画をサポートするスポーツ用品メーカー「DESCENTE(デサント)」から担当者が加わり、オンライン上で行われた“作戦会議”。「(チームが)自分たちで考えることを大事にしていると言っていたから、大輔くんの考えだったり、アイディアだったり(を尊重して)、マケンザ!!らしいデザインにしたいと思う」という石川は、トレードマークでもある自らのシルエットロゴを入れないことを提案。清水くんが希望する「青」を基調としたA、B、Cの3つのデザイン案を提示した。

石川「どう、これ? 大輔くん」

清水「Aがいいかなと思っています」

石川「やっぱり? ちょっと強そうだよね。意見が合って僕もうれしいです!」

 バレーボールのボールと恐竜の爪をミックスさせたデザインのエンブレム。石川が「これでチームメートは喜んでくれそうかな?」と聞くと、清水くんは「絶対喜んでくれると思います!」と顔を上気させながら即答する。うれしそうな笑顔に「よし、それなら最高だね。よしよし、いい感じいい感じ」と石川の顔にも満面の笑みが浮かぶ。

 こうして出来上がった新しいエンブレムとユニホームが、いよいよ清水くんからチームメートに手渡される時がやってきた。

「コンセプトは相手を圧倒し、マケンザ!!が勝利をつかみ取ることです。その力強さは福井県の大地に眠る恐竜の化石、その恐竜の爪は勝利をつかみ取るというイメージやスパイクのドライブ回転のようにバレーボールを力強くキャッチし、爪痕を残すという意味が込められています」

 真新しいユニホームを手渡す清水くん、大切なプレゼントを受け取るチームメート。みんなの顔に浮かぶのは、最高の笑顔ばかりだ。清水くんの大切な想いが込められたエンブレムのついたユニホームに袖を通すと、マケンザ!!のメンバーは紅白戦で火花を散らした。

 実は指を骨折している清水くんも、自ら志願して紅白戦に参加。背番号「5」のついた濃紺のユニホームを身にまとい、チームメートと忘れることのできない思い出の1ページを作り上げた。

「中学2年で福井に来て、マケンザ!!に初めて参加した時から、すぐに打ち解け、ともに過ごした仲間との出会いは、僕の宝物です。これからもずっとマケンザ!!OBとして誇りを持っていきたいと思います。そして、いつか石川祐希選手と一緒にコートに立てるようになりたいと思います」

 そう語る清水くんの感謝の気持ちとマケンザ!!のみんなが見せたとびきりの笑顔は、イタリアにいる石川にも届いたはず。コロナ禍の中で生まれた新たな縁が、この先もつながり続けることに期待したい。

【注目】石川祐希が中学3年男子の「夢」をサポート / トップアスリートが夢を叶える企画「#DREAM with Team DESCENTE」特別ムービーはこちら

(THE ANSWER編集部)

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