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瀬戸大也が「組み立て」に成長で銅メダル 伊藤華英「リオの悔しさが本物になった」

今日本命の200メートル個人メドレーで萩野と激突「この結果がつながってくる」

「勢いだけでいくのではなく、丁寧にレースができるようになった。金メダルのチャド選手(南アフリカ)は前半から飛ばすタイプ。それには勝てないだろうと踏んで、彼に付いていきながらメダルを狙っていこうという展開で、詰めの一手を明確にして戦っていた。本当の悔しさを味わい、どういうスタイルで東京五輪を目指すべきか、見えてきているようです」

 しかし、瀬戸の本命は個人メドレー。今日27日(日本時間28日)には200メートル決勝で萩野と激突する。

「今回の結果がつながってくると思います。萩野選手は周りより自分の力を出し切ることを考えるタイプ。今の瀬戸選手は隣のコースの選手が誰が先行するかなど、展開、状況を踏まえてレースができている。バタフライでも地元ハンガリーの選手が出場する中で最高に盛り上がった中で結果を残すことができたのは、いい自信になっているでしょう」

 最後に伊藤氏は、こう言って締めくくった。

「選手として一皮も二皮もむけている。いいレースができる感覚を身に着けている。彼にとっては個人メドレーがメイン。期待できると思います」

 果たして、進化を遂げた23歳は本命の個人メドレーでどんな結果を残すのか。大きな注目が集まる。

◇伊藤 華英(いとう・はなえ)

2008年女子100m背泳ぎ日本記録を樹立し、初出場した北京五輪で8位入賞。翌年、怪我のため2009年に自由形に転向。世界選手権、アジア大会でメダルを獲得し、2012年ロンドン五輪に自由形で出場。同年10月の岐阜国体を最後に現役を退いた。引退後、ピラティスの資格取得。また、スポーツ界の環境保全を啓発・実践する「JOCオリンピック・ムーヴメントアンバサダー」としても活動中。

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