[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

久保建英の2人抜きドリブルには明確な根拠あり 恩師が証言する18歳の確かな成長

プロトレーナーの木場克己氏【写真:荒川祐史】
プロトレーナーの木場克己氏【写真:荒川祐史】

ビダルを交わすシーンは姿勢にも注目「とにかく美しい」

 そこから、体幹の強さとバランス力の高さも輝いていた。

【注目】育成、その先へ 少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信する野球育成解決サイト『First-Pitch』はこちらから

「ドリブルでビダル選手をかわすシーンはまず姿勢に注目してもらいたいです。とにかく姿勢が美しい。頭の軸がほとんどぶれていませんでしたね。大腰筋がしっかり太腿部に連動してトップスピードからのドリブルにつながっています。その上で、脇腹、お尻、大腰筋、太ももの腸腰筋がうまく連動しているからこそ、あのスラロームが生まれたと思います。体の横部分の体幹と前部分の体幹がスムーズに連動している。シュートの振りも速かったですね」

 バルセロナでも日本でも、木場氏が発案したトレーニングを続けてきた久保。コパ・アメリカで2大会連覇王者のチリ代表を脅かしたスラロームは8年間の体幹トレーニングの賜物でもあったようだ。

「タケフサは今季Jリーグのトップレベルで違いを見せ、A代表の国際大会でも全く遜色ないプレーを見せています。すごい進化を見せてくれています。今は成長しかないですよね。今後、日本代表とレアルでどんな活躍を見せてくれるのか。全力でサポートを続けていきたいです」

 南米の地で強烈なインパクトを残した18歳の教え子の躍進に、木場氏は目を細めていた。

(THE ANSWER編集部)

1 2 3 4

木場 克己

KOBA式体幹バランストレーニング協会代表

プロトレーナー

 小2年で柔道を始め、小6の南九州柔道大会で優勝、優秀選手賞を獲得。中3で県内の大会のタイトルを優勝で飾る。全九州大会団体の部で優勝・県大会軽量級個人戦2位。高校でレスリングを始め、56キロ級九州大会で優勝。インターハイ、国体は団体戦3位。腰椎圧迫骨折で現役を退き、医療人の道へ。鍼灸師、柔道整復師、FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)、G大阪ユーストレーニングアドバイザー(2016年~)、長友佑都専属トレーナー。

URL:http://kobakatsumi.jp/

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集