次戦は韓国戦「攻めに来てくれる相手のほうがやりやすいかも」

　いよいよ次はグループリーグで一番強い相手、韓国とのグループ最終戦です。中2日なので改善できることは限られていますが、やはり味方と相手をしっかりと見る、というところは修正していってほしいですね。

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　どうしても代表になると、いろんな感情が出てくるんだと思うんです。アピールしなきゃとか、いいプレーをしないといけないとか、自分本位になりがちです。でもサッカーはチームスポーツなので、所属チームでやるよりももっともっと味方を意識して、相手を意識して戦わないといけません。1対1が11個では勝てないと思うので、近くのポジションの人ともっと密に話し合いをしていかないといけないかなと感じています。

　韓国戦で注意すべきポイントは、やはりチ・ソヨン選手ですね。実際に対戦して感じたんですけど、本当にボールが取れないんです。スムーズにドリブルしているように見えるんですけど、取りに行くとかわされる。そういう距離感や体の入れ方をしていてレベルが高いので、本当にボールを奪えなかった。彼女には注意したいですね。

　次節は、お互いにグループ首位通過を目指すと思いますので、五分五分の戦いを見られるんじゃないかなと思います。これまでの2試合と比べて日本はボールを持てなくなると思いますし、韓国もボールを保持する感じでもないので、ちょっと落ち着かないゲーム展開になるかもしれません。

　でもそこで慌てず落ち着いて、どれだけ日本がボールを保持できるかで、勝敗が決まってくるんじゃないかと思います。ただ、初戦も2戦目も日本が攻められるシーンはほとんどなかったので、もしかしたら逆に、攻めに来てくれる相手のほうが今のなでしこジャパンはやりやすいのかもしれません。これまでの試合とは違った戦いが見られると思いますので、そこを楽しみにしています。