チーム最年少20歳・高橋宏斗に米注目

　野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は21日（日本時間22日）、米マイアミのローンデポ・パークで決勝が行われ、日本が前回王者・米国に3-2で2009年第2回大会以来14年ぶり3度目の優勝を果たした。3番手で登板したチーム最年少20歳・高橋宏斗（中日）は、マイク・トラウト外野手からは空振り三振を奪うなど無失点。米メディアは「1イニングだけでスカウト陣の大きな話題」と伝えた。

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　20歳の投球が本場・米国に轟いた。3-1の5回から3番手でマウンドに上がった高橋。先頭のベッツに三塁内野安打を許したが、続くトラウトに立ち向かった。フルカウントからの7球目は143キロの低めスプリット。過去MVP3度のスーパースターから空振り三振を奪い、会場の日本ファンを沸かせた。

　昨季35本塁打でナ・リーグMVPのゴールドシュミットも見逃し三振。左前打で2死一、二塁としたが、昨季46本塁打のシュワーバーを中飛に打ち取って渾身のガッツポーズを取った。最強打線相手にゼロ封。1回20球を投げ、2安打2三振で無失点だった。

　米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門ツイッターは、トラウト斬りの動画を公開。米ファンから「20歳でこんな球を投げるのかよ」と称賛の声が送られていた中、米専門誌「ベースボール・アメリカ」も記事を掲載した。「ヒロト・タカハシがWBC決勝でリリーフ登板し、強い印象を残す」と見出しで報道。こうつづっている。