ぎっくり腰になった人の対処法 重篤な病の恐れも… 発症後の「腰痛体操2種類」を紹介
忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画『まずはコレ、やってみて!』」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回のテーマは「ぎっくり腰」。「THE ANSWER」公式YouTubeチャンネルの動画では、中野トレーナーが提案する「ぎっくり腰になった人の腰痛体操」を紹介しています。
「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」
忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画『まずはコレ、やってみて!』」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回のテーマは「ぎっくり腰」。「THE ANSWER」公式YouTubeチャンネルの動画では、中野トレーナーが提案する「ぎっくり腰になった人の腰痛体操」を紹介しています。
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朝、起き上がろうとしたときや、重いものを持ち上げたとき、咳やくしゃみをした瞬間などに、突然、襲ってくる急激な腰の痛み。これを、急性腰痛症、一般的には「ぎっくり腰」といいます。
ぎっくり腰の原因は、腰椎やその周りの筋肉、靱帯にあると考えられていますが、靭帯断裂や椎間板がつぶれていたり、ずれたりしている場合があります。
なかには圧迫骨折や、感染症や腫瘍など重篤な病が隠れている恐れも……。ですから、まずは自己判断をしないことが大切。ぎっくり腰になったときは、一度、病院で診察を受けましょう。
さて、「ぎっくり腰になってしまったが、どうすればいいのか」という質問は、必ずといっていいほど、私がクライアントさんたちから受ける内容の一つです。
というのも、医者から「大丈夫だから、少しずつ少しずつ動かしていきましょうね」と言われても、いきなり通常通り動くのも不安。そこで、「何かよい運動がないだろうか?」というわけです。
ぎっくり腰は多くの場合、一時の強い痛みが通りすぎたら、横になり安静にしているよりも、無理のない範囲で動くほうが、早く回復するといわれています。
なぜなら、腰痛が起きる要因に精神的なものが関与するケースが非常に多いため。いつまでも横になっていると痛いところに意識が向き、「痛み」に対する恐怖心から、ますます、体を動かすことができなくなります。
すると血行不良になり、どんどん筋肉が硬く、弱くなっていき、かえって治りづらくなるのです。ですから、安静にするばかりではなく、痛みが和らいだら少しずつ、腰周りを動かしていくことが大事です。