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実は「加齢=体力低下」の科学的根拠なし なのに30~40代の大人が衰えを感じるワケ

忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回は「大人が体力低下を感じる原因」について。

今回はのテーマは「大人が体力低下を感じる原因」について
今回はのテーマは「大人が体力低下を感じる原因」について

連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」

 忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回は「大人が体力低下を感じる原因」について。

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 30代~40代のクライアントさんに運動をするきっかけや健康を意識するようになった理由をたずねると、「駅でダッシュしたときに、階段を一段飛ばしで上れなくなっていてショックだった」「子どもと縄跳びをしたが、ジャンプがツラすぎて全然続かなかった」「友達とジョギングを始めたが、心臓がバクバクしてつい歩いてしまった」などなど、「子どもの頃や学生時代に軽々やってのけた動作ができなくなっていることに気づいて、愕然とした」という話がよくあがります。

 動けるイメージは記憶にあるのに、いざ動くとどうにも体が追いついていかない。そして最後は「やっぱりもう年ですね~」と苦笑い。

 でも、本当に「年をとったから衰えた」のでしょうか?

 実は、加齢が体力の低下に直結するという科学的根拠はありません。

 もちろん、トップアスリートのレベルになれば、最高のパフォーマンスを発揮するための条件の一つに、「肉体的な若さ」もあります。しかし、一般の方が「年を感じる瞬間」の動作は、いずれも特殊な動きではなく、日常的なもの。つまり、20代の頃と同じように動けないのは、年齢を重ねたことが主な要因ではなく、単純に日常的に動かなくなったからなのです。

 筋肉を動かす機会が減れば、使われない筋肉はどんどん弱く、硬くなり、筋力が低下。すると、重たい体を動かすことさえしんどくなるので、積極的に動かなくなり、次第に持久力も落ちていく。

 このように、体力の衰えを感じるのは、体が勝手に衰えた結果ではなく、自分自身の活動量に原因があるのです。

 また、人によっては体重の増加も影響します。個人差はありますが、運動習慣がないと20歳をピークに年約1%の筋肉が落ちていき、体重も増えていく。実際、20代の頃より、10kg、20kg増えた、という方はざらにいます。昔、体重50kgで跳んでいた縄跳びを70kgで飛ぶとすれば、後者は20kgの米を担いでジャンプしているのと一緒。筋肉量も減っているので、体を上げられなくなるのは当然ですよね。

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中野ジェームズ修一

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、以上サンマーク出版)、『走りがグンと軽くなる 金哲彦のランニング・メソッド完全版』(金哲彦著、高橋書店)など。

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