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ボディビルダーが「20%」? 意外と知らない「体脂肪率」の理解すべき知識

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお答えする。41限目のお題は「体脂肪の理解すべき知識」について。

多くの人が気にする体脂肪率だが…
多くの人が気にする体脂肪率だが…

連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』41限目」

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお答えする。41限目のお題は「体脂肪の理解すべき知識」について。

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 Q.マラソン、ウルトラマラソンが趣味の男性です。体脂肪率を測ると20%近くと女性並みに高く、ガッカリします。筋トレをすれば体脂肪率は落ちますか?

 まず理解してほしいのは、体組成計で表示される体脂肪率は推定値であり測定値ではない、ということです。

 体重は質量を、身長は長さを測るスケールが明確にあります。一方、体脂肪率は、一般的な人間を元に作り出した推定式に当てはめて算出します。つまり、一般的な人であれば体脂肪率をわりと推定しやすいだけであり、定量的に測定された確定された数値ではありません。ですから、数値が高く出ても実際には低いということはあり得ます。

 私自身の話をしましょう。私が競技者として続けているボディビル競技では、大会に向けていかにして体脂肪を減らすかを重視。“体脂肪ゼロ”に近づくような減量を行い、体を仕上げます。しかし、6年前、大会前日に体組成計(ジム仕様の高性能といわれる機種)で計測すると、出てきた数値は「体脂肪率20%」。腹をつまむと、ほぼ皮しかつまめない状態だったのに「20%」です。

 身長165cm、体重70kgだった私はおそらく、一般的な方程式に当てはめると“肥満推定”になったのでしょう。ちなみに、翌日の大会では優勝しています。結局、“ほぼ筋肉しかついていない”という体は一般的ではないので、推定できなかったのではないかと考えています。

 質問者の方も見た目が絞れているのであれば、体脂肪率が高く表示されたからといって、心揺さぶられることはありません。だいたい、20%近く体脂肪がついていたら、ウルトラマラソンで速く走ることもできないでしょうし、究極の持久的競技を行っているのだから一般人に括られる必要なんてありません。

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌などで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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