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ただ波に乗るだけじゃない サーフィン東京五輪候補、大原洋人が教える観戦術

いよいよ来年に開催が迫った東京オリンピック。今大会では5競技18種目が追加されたが、そのうちの1つがサーフィンだ。ウォータースポーツとして広く親しまれる競技ではあるが、いざ試合となるとどんな基準で採点され、何が見どころなのか、分からない人も多いだろう。そこで五輪代表候補の1人であり、ワールドサーフリーグ(WSL)のクオリファイングシリーズ(QS)に参戦しているプロサーファー、大原洋人に観戦のポイントを聞いた。

五輪代表候補でプロサーファーの大原洋人【写真:荒川祐史】
五輪代表候補でプロサーファーの大原洋人【写真:荒川祐史】

五輪会場は日本のサーフィンの聖地、千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸

 いよいよ来年に開催が迫った東京オリンピック。今大会では5競技18種目が追加されたが、そのうちの1つがサーフィンだ。ウォータースポーツとして広く親しまれる競技ではあるが、いざ試合となるとどんな基準で採点され、何が見どころなのか、分からない人も多いだろう。そこで五輪代表候補の1人であり、ワールドサーフリーグ(WSL)のクオリファイングシリーズ(QS)に参戦しているプロサーファー、大原洋人に観戦のポイントを聞いた。

【特集】「あとはここの波を究めるだけ」全てを知り尽くした海で狙うメダルへの道 / サーフィン 大原洋人選手(GROWINGへ)

 サーフィンの五輪開催地に選ばれたのは、千葉県一宮町にある釣ヶ崎海岸だ。通称・志田下ポイントとも呼ばれる九十九里浜の南端に位置する海岸は、日本ではサーフィンの聖地とも呼ばれる場所。ほぼ一年中、波に乗れない日はないというポイントで、わざわざ一宮に移住してくるサーファーもいるほどだ。大原が生まれ育ったのは、まさにこの一宮町だった。

「本当に何も分からない人が見ると、波に乗っているところだけにしか目がいかないと思うんです」

 この大原の言葉に大きく頷く人も多いだろう。そこで、まずは簡単なルール説明をしたい。

 サーフィンの試合は、通常「ヒート」と呼ばれる組み分けをする。多くの国際大会では、4人が1ヒートに入る4メンヒート方式を採用している。4メーンヒート方式の場合、4人が同時に海に入り、得点が高い上位2人が勝ち抜ける。波の状態にもよるが1ヒートは約20〜30分で、マキシマムウェーブという条件が付かない限り、その間に何本でも波に乗っていい。5〜7人のジャッジが行う採点は、技の種類や難易度、オリジナリティ、スピード、パワーなどで評価。点数の高かった2本の合計点で順位を争う。

 また、波に乗るための優先権があり、多くの大会では優先権を決めるためにプライオリティルールを採用。このルールでは、ヒート開始直後のプライオリティがない状態で、最初に波に乗ったサーファーから順番に一番低いプライオリティを持つことになる。つまり4メンヒートの場合、ヒートが開始した後、最初にサーファーAが波に乗ったら、Aは4番目のプライオリティを持つことになり、次にサーファーBが波に乗ったら、今度はBが4番目のプライオリティを持ち、Aが3番目のプライオリティに繰り上がる。そのため、波を待つ間も他のサーファーをいい波に乗らせないよう巧みにブロックしたり、少しでもいい位置を確保するためにフェイントをかけたり、目には見えない心理戦が繰り広げられている。

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