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計10度手術の最多賞右腕、アマ球界の故障防止に提言「プロはストレッチに時間かける」

中後は日本と海外の環境の違いを説明「米国では指導者よりも選手の立場が上」

 また、メジャー、マイナーリーグでプレー経験のある中後は日本と海外の環境の違いを問われ、「アメリカでは指導者よりも選手のほうが立場が上であり、コーチは選手を支える立場であるという意識がある。コーチが上から目線でものを言う環境では、“(痛みがあり)試合で投げられない”と言うと怒られる、と思うかもしれない。子どもと指導者の間に、野球を楽しく、しっかりできるコミュニケーションがあればケガにも気づけるのかなと思う」と話した。

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 当日は、慶友整形外科病院スポーツ医学センター長の古島弘三形外科部長によるスポーツ障害についての講演も実施。古島氏は野球障害に精通し、この日の出演者でもある館山氏をはじめ数多くのプロ・アマ野球選手の手術を担当。甲子園常連校のケガ人の多くが小中学生時代に痛みを発症していることに触れ、「指導者はチームを勝たせたい、子どもたちをうまくしてあげたいという気持ちがあると思う。しかし、どうやってケガをさせずに練習をさせるかを考えるのが、これからの時代にふさわしい指導のあり方。アマチュア野球は人材育成の場。子どもの体の特徴を知り、プレイヤーズファースト、スポーツパーソンシップを指導に生かしていくことが大事だ」と語った。

 この日の授与式には最優秀賞チーム13チーム、優秀チーム8チームの指導者・選手が出席。ゲスト出演者から賞状、トロフィーなどが直接手渡された。

(THE ANSWER編集部)


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