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悪童の暴言がテニス界に貢献? 四大大会総額3000万円、罰金の皮肉な使い道とは

今季は想定以上の約3000万円に到達…ATPでは選手、家族の病気に対する支援も

 記事によれば、フォニーニは2014年にウィンブルドンで2度に渡る非紳士的行為で2万7500ドル(約299万円)の罰金を受けている。悪童キリオスも今季は全豪オープンで7300ドル(約79万円)、全仏オープンで6000ドル(約65万円)、全米オープンで5500ドル(約60万円)の罰金を受けている。

 同委員会は今季の罰金総額を15万ドル(約1629万円)と見込んでいたが、想定以上の金額に達しているという。全豪オープンでは5万9700万ドル(約648万円)、全仏オープンでは5万3900ドル(約585万円)、ウィンブルドンでは8万9400万ドル(約971万円)の罰金が選手の賞金から天引きされた。全米オープンの現時点で罰金総額26万7650ドル(約2906万円)を計上している。

 男子ツアーのATPでも選手の罰金は有効活用されているという。ATP広報のサイモン・ヒグソン氏によると、現役選手や引退選手、その家族の「深刻な病気」に対して経済的な支援を行うための基金になるといい、現時点では罰金10万ドル(約1086万円)が積み立てられていることを記事では紹介。一方、女子ツアーのWTAでは選手の罰金はチャリティ団体に寄付することになっているという。

 選手が犯してしまった罰金も、テニス界の振興の下支えとなっているようだ。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer



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