「イカサマではない。それこそが野球だ」 山本由伸の“球種バレ”騒動に米紙苦言、ファンの不正疑惑を一蹴
米大リーグのドジャースは、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズに4連敗し今季を終えた。この中で話題となったのが、ブルワーズはドジャースの投手の癖を把握し、攻略に生かしていたという報道だ。

ファンが連想したアストロズのサイン盗み…癖の把握は「イカサマではない」
米大リーグのドジャースは、ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズに4連敗し今季を終えた。この中で話題となったのが、ブルワーズはドジャースの投手の癖を把握し、攻略に生かしていたという報道だ。
米紙「ニューヨーク・ポスト」は「謎のMLBテキストメッセージが憶測を呼び、ドジャースファンの根拠のない不正疑惑が爆発」という記事で、敗れたドジャースのファンが不法なサイン盗みだとして抗議の声を上げていると伝えている。
この騒ぎは、ラジオ局「AM570」のパーソナリティ、デビッド・ヴァセイ氏が「ドジャー・トーク」の中で「第2戦の最中に複数の匿名MLB選手から、ブルワーズはヤマモトの球種を把握していると示唆するテキストメッセージが届いたと主張した」のが発端だ。その後、元レッズの大砲ジョーイ・ボットも「ああ、彼ら(ブルワーズ)が何かに気づいていた可能性は十分にある」と口にした。
記事はここで、投手の癖を見抜くことと、サインを盗むことは全く違う行為だと主張する。「まさにその点において、この論争全体が破綻している」「投手の球種の癖を見抜くことは、決してイカサマではない。それこそが野球なのだ」とした。
「何世代にもわたり、打者たちはヒントを得るために投手の握り、グラブの位置、投球フォーム、そして体の使い方を研究してきた。洗練された映像解析やAIといった現代のテクノロジーは、そうした傾向の特定をさらに容易にしている」
さらに「正当な観察によって投手の癖を見抜くことと、2017年のヒューストン(アストロズ)の悪名高きスキャンダルのように、不正にサインを盗み出したり電子機器で伝達したりすることとの間には、天と地ほどの差がある」と続けた。
過去に大騒動となったアストロズのサイン盗みは、大リーグ機構による調査の結果、ワールドシリーズ初優勝を果たした2017年から18年にかけて行われたと判明している。外野席からカメラを使って捕手のサインをのぞき、ベンチのゴミ箱を叩くなどの手段で選手に伝達されていた。当時のGMと監督には職務停止の処分が下り、球団は罰金も科されている。
(THE ANSWER編集部)
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