中国卓球界の凋落に悲鳴「ここ数十年で例のない危機」 男子トップ3から消滅…ロス五輪へ「候補者すら確定できない」
11日まで北京で行われた卓球WTT中国スマッシュの男子シングルスで、世界ランク1位の松島輝空が優勝した。今年行われた4つのグランドスマッシュ大会で、中国選手が制したのはシンガポールスマッシュの王楚欽だけ。かつての“王国”の凋落を嘆く声が中国国内から上がっている。

中国スマッシュで松島V…地元選手は4強がやっと
11日まで北京で行われた卓球WTT中国スマッシュの男子シングルスで、世界ランク1位の松島輝空が優勝した。今年行われた4つのグランドスマッシュ大会で、中国選手が制したのはシンガポールスマッシュの王楚欽だけ。かつての“王国”の凋落を嘆く声が中国国内から上がっている。
中国メディア「文匯報」は「今年のWTTグランドスマッシュ4大会で、女子シングルスは全て金を獲得。男子シングルスは3つの金を失う。中国卓球代表チームの男女の明暗」という記事を掲載、女子と比べた時の中国男子の凋落を伝えた。
現在、男子の世界ランキング1位は松島で「10月5日にITTFが最新ランキングを発表して以降、男子シングルスの世界トップ3に中国選手の名前はなく、男子代表チームはここ数十年で例のない危機的状況に陥っている」と報じた。
特に地元開催の中国スマッシュで、決勝にさえ進めなかったのを問題視。王楚欽、林詩棟が出場を辞退し、中国卓球からは10人が男子シングルスに出場したが1回戦で3人、2回戦で5人が敗退した。16強に残ったのは温瑞博と周啓豪のみ。世界ランキング17位の周啓豪が4強進出を果たし「中国卓球にとって、このベスト4がこの半年間のITTFとWTTのレベルの高い大会における男子シングルスのベストパフォーマンスだった」という状況だという。それ以前の中国男子の4強進出は、4月初めのマカオワールドカップで優勝した王楚欽だ。
さらに「中国卓球男子チームは、今年のロンドン世界卓球団体戦で優勝し、アジア大会では男子シングルスと男子ダブルスで2冠を取ったが、この2回の勝利でも長期的に存在する問題は覆い隠すことはできない」と評した。頼みの王楚欽も「ロンドンの世界卓球の後、それまでの試合の感覚がつかめなくなっている」と話しているという。
「アジア大会で3つの金メダルを獲得した林詩棟も、怪我や不調で一部の種目への出場を調整せざるを得ない状況にある」という状況で、2028年のロス五輪へ向けて「3人目の候補者すら確定できない状況にある」のだという。
海外勢は20歳前後の活躍が見られる中で「中国卓球男子チームに若手の競争力が足りないことは紛れもない事実である。ロサンゼルス五輪開幕まで2年未満となった今、中国卓球に残された調整や後継者育成の時間はすでに残り少ない」と厳しい論調だ。
(THE ANSWER編集部)
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