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女子バレー誹謗中傷に怒りの声「いい加減うんざり」「酷すぎる…」 選手冷静な呼びかけ「見えているものがすべてではない」

バレーボール女子日本代表は、今月の愛知・名古屋アジア大会で銀メダルを獲得。代表活動はこれで一段落となった。中国にストレート負けした決勝後、代表選手が誹謗中傷の被害を受けていたことなどを選手がSNSで明かし、日本バレー協会も25日に声明で警鐘を鳴らした。バレーファンからは、心無い行為に対する怒りの声も上がった。

アジア大会に出場した女子バレーボール日本代表【写真:徳原隆元】
アジア大会に出場した女子バレーボール日本代表【写真:徳原隆元】

アジア大会で銀メダル

 バレーボール女子日本代表は、今月の愛知・名古屋アジア大会で銀メダルを獲得。代表活動はこれで一段落となった。中国にストレート負けした決勝後、代表選手が誹謗中傷の被害を受けていたことなどを選手がSNSで明かし、日本バレー協会も25日に声明で警鐘を鳴らした。バレーファンからは、心無い行為に対する怒りの声も上がった。

 女子日本代表はネーションズリーグで準々決勝で強豪・ブラジルに敗れ、優勝すれば28年のロス五輪出場権を獲得できたアジア選手権は3位。アジア大会は決勝で中国に敗れた。収穫も課題もあったこの期間。ただ、選手のもとには心無い声も届いたようだ。

 得点源の一人として活躍した佐藤はインスタグラムで「今の自分に全く満足していませんし、必ず成長して帰ってきます」と誓い、ファンの声援に感謝。一方で「厳しい声もたくさんいただきました。それらも含め、さまざまな意見として真摯に受け止めています。その中でも選手を否定するような言葉や必要以上に傷つけるようなメッセージも沢山届きました」と代表選手に届いた誹謗中傷も数多かったことを感じさせた。

 ネット上にはプレー外の事象、一瞬の表情や仕草にまで批判を向ける声もあった。行き過ぎたSNS投稿も少なくなく、こうした声にファンからは「パリ五輪のとき、男子バレー選手への誹謗中傷が問題になったのに」「あんなに頑張っているのに酷い、酷すぎる……」「なんで誹謗中傷するんか意味わからんわ」「インターネットの中だけでごちゃごちゃ言うな」「いい加減うんざりする……」「銀メダルで喜んだってよいじゃないか」などと怒り交じりの反応も相次いだ。

 2024年のパリ五輪では、男子バレーの敗退後に誹謗中傷が問題視された。川合俊一会長は当時、日本バレーボール協会のインスタグラムでメッセージを掲載。愛とリスペクトのある批判には理解を示しつつも「怒りに任せた暴力的なコメントやアスリート本人の尊厳を傷つけるようなメッセージ。悪口をいうことで人を傷つける行為、いわゆる『誹謗中傷』を見過ごすことはできません。パリ2024オリンピックの期間中にも多くの話題となっていますし、残念ながらバレーボールに関するものも散見されます」と残念がっていた。

 アジア大会ではミドルブロッカーとしても出場した最年少の20歳・秋本美空は、インスタグラムで「外から見えているものだけでは伝わらないことや、一緒に戦ってきたからこそ分かることもたくさんあります。選手、スタッフ全員がそれぞれの立場で本気で勝つために戦っていました」と記し、山田二千華も「外から見えている一部の情報だけで、その先にあるものまで推測され、決めつけられてしまうことには、正直やるせなさを感じることもありました。すべてを知ってほしいわけではありません。ただ、見えているものだけがすべてではないということだけは、少し覚えておいてもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。

 リベロの西崎愛菜は「女子バレーに対して、いろいろな声があることも自分たちは分かっています」とした上で、「だからこそ、もっともっと強くならなければいけないと思っています。一人ひとりが成長し、勝てるチームを作れるようにこれからも頑張っていきます」と決意を語っている。日本バレー協会は25日、公式サイトで「選手が心を痛めたり、不安や恐怖を感じたりすることがあります。選手に向けられた言葉は、画面の向こうにいる一人の人間に届いています」と警鐘を鳴らし、「だからこそ、SNS等で言葉を発する際には、その言葉を受け取る選手や、その選手を支える人たちのことにも思いを寄せていただければ幸いです」と願った。

(THE ANSWER編集部)


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