中国メディアも脱帽「宿敵復活!」 伊藤美誠が涙のメダル確定、母国の世界4位は「成す術なし」
カタール・ドーハで開催中の卓球世界選手権個人戦は現地23日、女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク9位の伊藤美誠(スターツ)が、同4位の王芸迪(中国)をゲームカウント4-1で下し、4強入り。同大会個人戦では初めてのメダルが確定した。中国選手を圧倒した戦いぶりに同国メディアは「王芸迪は成す術がないように見えた」と手放しで称えている。

卓球世界選手権
カタール・ドーハで開催中の卓球世界選手権個人戦は現地23日、女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク9位の伊藤美誠(スターツ)が、同4位の王芸迪(中国)をゲームカウント4-1で下し、4強入り。同大会個人戦では初めてのメダルが確定した。中国選手を圧倒した戦いぶりに同国メディアは「王芸迪は成す術がないように見えた」と手放しで称えている。
伊藤は第1ゲームを6-11で落としたが、その後の4ゲームは、11-8、11-6、11-8、11-9で連取し、準決勝に駒を進めた。中国スポーツメディア「直播吧」は「復活。伊藤美誠が世界卓球選手権シングルスで初のメダルを決め、感激の涙を流す」との見出しで、詳細を報じた。
2021年の東京五輪では銅メダルを獲得も、昨年はパリ五輪落選という屈辱も経験。復活を期した今大会では、過去の対戦で相性が悪かった王芸迪を撃破。記事は「調子を取り戻しており、今回の世界卓球選手権で大きな躍進を果たすことになった」と、復活劇に焦点を当てている。
中国メディア「新民晩報」も「『伊藤ストッパー』も無効! 宿敵復活! 日本女子卓球の元トップ伊藤美誠が王芸迪を破る」と、母国選手を破った伊藤の躍進に注目。近年の低迷から「もはやトップ選手ではなくなった」と伝えた一方、2021年の世界卓球選手権以来、王芸迪に勝利を阻まれてきた中での勝利に「優れた適応力を見せ、王芸迪は成す術がないように見えた」と称えていた。
伊藤は24日、準決勝で同1位の孫穎莎(中国)と対戦する。
(THE ANSWER編集部)