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実は大きかった大谷10回盗塁の意味 ロバーツ称賛「同点ではいい結果に繋がらない。重要だった」

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地ダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で出場。4打数1安打で、チームは延長10回の末に4-3のサヨナラ勝ちを収めた。1点を追う10回、一発サヨナラのチャンスでは申告敬遠で勝負を避けられるも、今季11個目の盗塁。デーブ・ロバーツ監督は会見で、この盗塁を称賛していた。

盗塁を決めたドジャースの大谷翔平【写真:荒川祐史】
盗塁を決めたドジャースの大谷翔平【写真:荒川祐史】

本拠地ダイヤモンドバックス戦

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地ダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で出場。4打数1安打で、チームは延長10回の末に4-3のサヨナラ勝ちを収めた。1点を追う10回、一発サヨナラのチャンスでは申告敬遠で勝負を避けられるも、今季11個目の盗塁。デーブ・ロバーツ監督は会見で、この盗塁を称賛していた。

 1点差に迫った10回無死二塁の打席。大谷は勝負を避けられ一塁へ歩いた。場内は大ブーイング。続くベッツが中飛を放ち、タッチアップで1死一、三塁になった。ここで大谷は二盗に成功。1死二、三塁のシチュエーションを作った。

 ロバーツ監督は会見で「ショウヘイが二塁に盗塁して、フレディ(フリーマン)が敬遠されるチャンスを作った。あの状況でもうあまり投手が残っていなかったから勝負に出た」と振り返った。これ以上リリーフ投手を使いたくない事情があり、同点止まりでは苦しかった。併殺打の危険を消し去るだけでなく、サヨナラの走者が得点圏に進む意味で大きな盗塁だった。

 仮に失敗していれば勝利が遠のいていた。「(10回が)同点に終わることは我々にとって良い結果には繋がらないと思ったので、サヨナラのランナーが二塁に進めたことは重要だった」とロバーツ監督。その後、フリーマンは申告敬遠で満塁となり、スミスの押し出し死球で同点。さらにマンシーがセンターへ犠飛を放ち、苦しいゲームを劇的サヨナラで制した。

(THE ANSWER編集部)

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