病気に漏れた苦悩「僕は大谷じゃない」 激減9kgで成績落ち込み…「本当に悪い癖が」ベッツ告白
米大リーグ・ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が、体調不良後に味わった苦悩を米地元紙に明かした。開幕直前に体調を崩し、復帰後も打撃不振に見舞われるシーズン序盤を回想。「体重が減ったことがこんなに影響するとは思ってもみなかった」と語っている。

シーズン序盤戦を回想
米大リーグ・ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が、体調不良後に味わった苦悩を米地元紙に明かした。開幕直前に体調を崩し、復帰後も打撃不振に見舞われるシーズン序盤を回想。「体重が減ったことがこんなに影響するとは思ってもみなかった」と語っている。
メジャー屈指のスターであるベッツは3月、東京ドームでの開幕シリーズ直前で胃腸炎を患い、体重が激減。本来のバッティングができず、4月は打率.232と成績が落ち込んでいた。米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「なぜスイングの回復に時間がかかったのか」との見出しで、本人の言葉を伝えた。
胃腸炎を患った当時を振り返り、ベッツは「2日間くらいの軽い病気かと思っていたんだ。日本に行って、着いてから1日休んで。そうすれば試合前日までには回復しているはずだと思っていた」という。しかし、体調が万全に戻らずパフォーマンスが低下。「体重が減ったことがこんなに影響するとは思ってもみなかった。20ポンド(約9キロ)も軽くなり、本当に、本当に、本当に悪い癖がついてしまった」と振り返った。
さらに、昨季メジャーで史上初の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を達成した大谷翔平投手を引き合いに「僕はショウヘイじゃない」とも。「残念ながら、その日最高のスイングができなくとも、何かに当たってフェンスを越えるなんてことはない。最高のスイングができたとしても、しっかりと当たらなければホームランになることはない」と胸の内を明かし、苦悩に満ちた様子をうかがわせた。
苦しかったシーズン序盤戦を経て、右肩上がりの今後へ期待が懸かる。「結果に囚われるのは辛いことだ。いい気分ではないよね。だからこそ、今はただプロセスに没頭し、万全の準備を心掛けている」と、奮起を誓った。
(THE ANSWER編集部)