驚いた大谷の気遣い「自分のHRより…」 韓国メディア、同僚キム・ヘソンと振り向きざまの交流に感銘
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地マイアミで行われたマーリンズ戦に「1番・DH」で先発し、5回に9号2ランを放った。打球速度117.9マイル(約189.7キロ)という衝撃の一打だったが、それ以上に喜んだのが同僚キム・ヘソン内野手の活躍だ。ベンチで大はしゃぎしながら祝う姿を、韓国メディアが驚きをもって報じている。

マーリンズ戦で9号アーチ
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地マイアミで行われたマーリンズ戦に「1番・DH」で先発し、5回に9号2ランを放った。打球速度117.9マイル(約189.7キロ)という衝撃の一打だったが、それ以上に喜んだのが同僚キム・ヘソン内野手の活躍だ。ベンチで大はしゃぎしながら祝う姿を、韓国メディアが驚きをもって報じている。
「9番・二塁」で初めて先発出場したキム・ヘソンは、5回先頭の打席で2022年のサイ・ヤング賞右腕アルカンタラから左前打で出塁。これが大リーグ初安打となった。すかさず二盗すると、続く大谷の9号2ランで生還。大リーグ初得点も記録した。
この場面、ベンチに戻って仲間の祝福を浴びた大谷は、端まで行くとくるっと後ろを向き、自分に続いて祝福を受けたキム・ヘソンを待ち構えている。両手を上げて何度も飛び跳ね嬉しそうだ。さらにキム・ヘソンのヘルメットをつかんでポンポンと叩いた。
韓国メディア「スポーツ韓国」はこの場面を「自分のホームランよりキム・ヘソンの安打を喜んでくれた大谷」という見出しで報じている。
さらに「大谷は自分へのお祝いが終わるとすぐに振り返り、キム・ヘソンの最初の安打を祝ってくれた」「キム・ヘソンは恥ずかしかったのか、大谷がバンバン叩いて祝ってくれると笑いを隠せず一緒に喜んだ。自身の9号ホームランよりも、大リーグに上がってきた仲間の初安打をさらに喜んでくれる大谷だった」と、キム・ヘソンへ向けた気遣いに驚いているようだ。
大谷は4打数1安打2打点、キム・ヘソンは6回にタイムリーでメジャー初打点を挙げるなど4打数2安打1打点。ともに盗塁も決め、7-4で勝利したチームに貢献している。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は、ジョー・リー通訳を通じてキム・ヘソンが語った内容を紹介。大谷の9号で生還した後の交流については「自分の本塁打よりも、僕のために祝ってくれたんです」と恥ずかしそうに語ったという。「彼は僕にお祝いの言葉をくれた。とても光栄でした」と喜びも口にしている。
(THE ANSWER編集部)